サイトの運営についてぼんやりと考える

結城浩

2005年3月6日

思いつくまま少し書いてみよう。

誰かがWebにコンテンツを置く。たとえばblogの記事を想像すればよい。 読者がその記事を読む。そしてdel.icio.usやb.hatena.ne.jpや1470.netでブックマークする。 ブックマークのサイトではRSS Feedを用意している。ユーザやタグなど何らかのaspectでRSSがFeedされる。 別の読者はRSSを購読(subscribe)する。 直接blogのRSSをsubscribeするかもしれないし、ブックマークサイトのRSSをsubscribeするかもしれない。 購読するときにはbulkfeeds.netやbloglines.comやi-know.jpなどのRSSアグリゲートのサイトを利用するか、 クライアント側で動作するRSS Readerを使う。 そしてまた記事を読んだ読者がブックマークをして…。

このような大きな流れを見ていると、RSSが重要な役割を果たしていることがよくわかる。

ところでこの流れの中で「広告」はどこに入り込むのがよいのだろう。 いや、もう少し広く考えて、blogの作者、それから各サイトの運営者はどんな「ビジネスモデル」を描いているんだろう。 「ビジネスモデル」というのを、ここではとても広く考えたい。 要するに「サイトの運営者の目的・目標・メリット・ゴールは何か」ということだ。 思いつくまま列挙する。

  • 自分の運営するサイトにWebブラウザで訪問し、広告を見てほしい。
  • Webブラウザでなくてもよいから、RSSに混ぜて配信する広告を見てほしい。
  • 広告などない、とにかく自分のコンテンツを読んでもらえればよい。
  • 個々のコンテンツはどうでもよくて、新しい技術を使って何かやっているという存在として認知してほしい。
  • そのほか。

ぜんぜん整っていないけれど、 まあ、ぼんやり考えていること、として公開しておこう。