本を書かせてください

結城浩

結城です。
編集長との初校の読み合わせから帰ってきました。
結城が入れた朱を編集長が印刷所に戻し、
その朱が反映された校正が「再校」となってまた出てきます。
それをまたまた読み読みして、朱入れをします。
そしてそれで著者レベルの校正はおしまい。
あとは印刷所と編集部のやりとりになって、
いろいろあって(よく知らないんですが)
本が出来上がるのですね。

自分が書いた本が書店に並ぶ、ってうれしくて感謝なことですが、
何だか不思議な気分がいたします。
不思議、としか表現できないんですが (^_^;

思い返すと、
いつだったかなあ…初めての本を書こうとしているときだったかなあ…
風が吹き抜けるホームに立って、
「本を書かせてください」
と神さまに祈っていたのを思い出します。
いまは当たり前のようにして書き下ろしの書籍を書いていますが、
あのときの気持ちを忘れてはいけないし、
祈りをかなえてくださっている神さまの恵みを忘れてはいけないのだろう、
と思ったりします。

わたしたちは、思い通りにならなかった祈りは忘れなくて、
思い通りになった祈りは忘れがちなものですね。

あなたの今の願いは何ですか。
あなたの1年前の願いは何だったでしょう。
あなたの10年前の願いは何だったでしょう。

それでは、そろそろ。
いつも私の話をゆっくり聞いてくださって、ありがとうございます。
Webもいいけれど、メールもなかなかいいものですね。