結城浩の日記

結城浩

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。
すべての事について、感謝しなさい。
これが、キリスト・イエスにあって
神があなたがたに望んでおられることです。

(新約聖書 テサロニケ人への手紙第一 5章16節から18節)


2018年5月21日

これまで数学にいやいや取り組んで来ましたが……(修士課程の読者さんからの感想メール)


結城から

大学院修士課程に在学中の読者さんから『数学ガール』へのご感想をいただいたので、 許可を得てシェアいたします。

ありがとうございます!

読者さんから

数学ガール1を読み、 数学ガール2(フェルマーの最終定理)を途中まで拝読しました。

これまで理学書の類は例外なくかなりの苦痛を感じながら読んでいた自分が、 数学ガールだけは数式さえも楽しく、 また無理なく流れを追うことができて大きな感動を覚えたので、 著者である結城先生にぜひ感謝の念を伝えたいと思いメールさせていただいています。

ここまで楽に読み進められる理由を自分なりに考えると、 やはり物語の中でテトラちゃん、ユーリという、 理解が自分に近いキャラの存在がとても心強いように思います。 彼女たちの素朴な疑問、またそれに優しく答える上級生たちの応答が微笑ましく、自分も彼らに学んでいる気分になります。

恥ずかしながら自分はこれまで、理系にいながら数学特有の記号の読み方や扱い方、 式の追い方などが苦手で、大学院に進学した今でも数学を好きになれませんでした。 元々自分は不登校で、通信制高校を卒業してなんとか大学へ進んだので、 かなりの部分を独学でカバーしてきたせいか、 数学の持つ魅力に気づくことなく試験のための一道具として嫌々取り組んできたという感じでした。 ですが今回数学ガールを読んで、 基本的なことから丁寧に楽しく教えてもらえて、数学に親しめたことで今後の数学への向き合い方に少し希望が持てそうです。

まだ2冊目の途中ですが、シリーズ続刊を読むのが今から楽しみです。 長文失礼致しました。先生の今後益々のご活躍を期待しています!


2018年5月10日

中学のときは読むのに時間がかかっていたけれど(大学生の読者さんから)


結城から

大学生の読者さんから、数学ガールの感想メールをいただいたので、 許可を得てシェアいたします。

応援感謝です!

読者さんより

数学ガールの新刊出たって情報聞いて、 急いで書店いって、 買って読みました。

中学のときからこのシリーズは、ずっと読んでて、 中学のときはあんなに読むのに時間がかかっていたのに、 今になっては、読むのが速くなっていて、なんか成長を感じました。

あと、テトラちゃん最高です。 改めて考えさせる質問がとても面白いです。 頑張ってるテトラちゃんもとても可愛いですしね。

本に載っている言葉も大変為になります。 いつも数学で遊ぶときは、 いつも「小さな数学者」になって、「例示は理解の試金石」と言うことで、 少し実験してみて、って感じに指針にさせてもらっています。

いつも楽しく読ませていただいています。これからも頑張って下さい。


2018年5月5日

ゼミのテキストとして使えそうなくらいです(市原一裕先生からの感想メール)


『低次元の幾何からポアンカレ予想へ』の著者、日本大学文理学部数学科の市原一裕先生から、 『数学ガール/ポアンカレ予想』への感想メールをいただきました。

許可を得て、感謝しつつご紹介いたします。

市原一裕先生より

結城様

先日、ご連絡をさせていただきました日本大学文理学部の市原です。 ようやく「数学ガール ポアンカレ予想」を読み終えました。 なかなか4月は忙しく時間が取れなかったのですが、 連休に入り、読み始めると一気に読んでしまいました!

改めて「物語」の力を実感し、感動しました。 あの内容をここまで読ませてしまうのは、本当にすごいと思います。 僕がどんなに頑張って講義で話しても、なかなか学生は聞いてくれないのに(苦笑) 多分、この本なら読んでくれるのですよね。

内容も非常にしっかりと、特に前半のトポロジーの導入の部分は書かれていて、素晴らしいと思います。 ゼミのテキストとして使えそうなくらいです。 最後はどうまとめていくのか、と、途中、思っていたのですが、 微分方程式(熱方程式)なのですね。そうきたか、という感じでした。 トポロジーから離れてしまったのは、ちょっと残念でしたが、 でも、これはこれでとても綺麗だと思います。 実際に僕たち、トポロジストが、当時感じたこと、 微分幾何で解かれてしまった、という感じにもつながる気がしました。 ちょうど僕が書けなかった部分、トポロジーの基礎(導入)と、偏微分方程式について、 が丁寧に説明されていたので、なんだかうまく補完していただいた気もしています(おこがましいですが)。

お忙しいところ、ご迷惑かと思ったのですが、 なんだかとても感動してしまったので、メールを書かせていただきました。 どうかこれからも素晴らしい数学の世界を紹介していってください。 これからも「数学ガール」シリーズを応援しています (僕とミルカさんのこれからも気になります!)。

市原一裕
日本大学文理学部数学科

結城から

拙著『数学ガール/ポアンカレ予想』をお読みいただき、 また過分なまでのお褒めの言葉をいただき、ありがとうございます。感激です!

市原先生の御著書 『低次元の幾何からポアンカレ予想へ』では、 拙著でさらっとしか書けなかった、 幾何構造や幾何化予想についても詳しく解説されていて、 専門家は違う……あそこまで書くことは私にはできない……うっかり私が生兵法で突っ込まなくてよかった……と思いました。

先生がメールでお書きになっていらしたように、 先生の御著書『低次元の幾何からポアンカレ予想へ』は、 ちょうど『数学ガール/ポアンカレ予想』と補い合う関係にあるものとして、 たいへんありがたいと思っています。 実際、私の読者さんの中には、 すでに先生の御著書を購入した方が少なからずいらっしゃいます。

私の執筆中に先生の御著書が出ていれば、 私の本ももう少し早く完成していたかも……などと勝手ながら思いました。 タイミング的に参考文献に入れることができず、申し訳ありません。

拙著をお読みくださり、また力強いエールをお送りくださり、感謝します!

先生のなおいっそうのご活躍を祈念しております。


2018年4月30日

数学ガールで数学が好きになりました(高校三年生からの感想)


読者さんから

私は 数学ガール(小説)で数学が好きになりました。数学の楽しさ、美しさに出会えた時の感動は忘れません。

最近は、 数学ガールの秘密ノートを読み込んでいます。それと、 サイモン・シンさんのフェルマーの最終定理を読んでます。昔は純文学しか読まなかったのですが、最近は専ら数学の本ですね。

興味を持っていることはやはり数学です。今高校二年生(春から三年)なのですが、知的好奇心を満たすために数学科を目指してます。「僕」のように本質をしっかり捉え、ミルカさんみたいに多方面から問題を見れるようになりたいです。

得意な事は数学ですね(^_^;) 苦手な事は日本語を話す事です。純粋な日本人なのに片言になってしまいます。

私がよく見るWEBサイトは、 cakesです。毎週記事読んでますよ!どの内容も興味深く、ますます数学の沼にはまっていきます。それと、 高校数学の美しい物語というところも見ます。受験に使えるようなテクニックだったり、美しい証明が載っていて数学ガールとはまた違った楽しさがあります。

私の将来の夢は医師になる事です。大学は一度数学科に行きますが再受験をして医学科に行く予定です。学ぶことが大好きで大好きで(笑)

まとまりのない長いメールになってしまい申し訳ありません。結城浩さんの本に出会えて私の人生は大きく変わったと思います。数学の楽しさに気づかせてくれる本を書いてくださりありがとうございます。これからの数学ガールシリーズも期待しています。

最後になりましたが長文、乱文失礼しました。

結城から

メールありがとうございます。

私の本を通して数学が好きになったというのはうれしいお便りです。

数学科に行ってから医学科に行くというのはすごいですね!

どうぞたっぷり学んでください。 充実し、豊かな毎日を過ごされますように。

たくさんの応援感謝します!

(読者さんからのメールはご本人の許可を得てシェアしています)


2018年4月25日

『数学ガール/ポアンカレ予想』が増刷になりました!


編集部から連絡があり、 『数学ガール/ポアンカレ予想』の増刷が決定したとのことです!

刊行されてまだ二週間足らずですが、もう増刷になったというのは驚きです。

ひとえに応援してくださる読者さんのおかげです。ほんとうにありがとうございます。

これからもよろしくお願いいたします!


2018年4月13日

「数学をしていて楽しいのか」と聞かれて思い出すフレーズ(読者さんからのメール)


読者さんから

私が 『数学ガール』を初めて手にしたのは、中学2年生の時でした。

私の場合、周りの人から紹介してもらったわけではないので、 本当に偶然の出会いでした。 本屋でたまたま置いてあるのを見かけて、実際に購入してみたら本当に面白かった。 それが私の『数学ガール』との出会いでした。 あの当時、『数学ガール』に嵌りすぎてしまったあまり、 夏休みの読書感想文も『数学ガール』で書いたことを覚えています(笑)。

一時は囲碁AIに興味を抱いて、高専で情報工学を学ぶ道を選びましたが、 ゲームやプログラムの背景にある数理学的な魅力に惹かれて、 気がつけば大学では数学科に進んでいました。 純粋な数学ではなく、計算複雑さの理論を扱っているので、 あまり数学科へ移ったという実感は持てていません。 強いて言えば、高専時代ほど実験がないことくらいです。

数学科に移ったことにより、周囲の人や、高専時代の友人たちから

「数学をしていて楽しいのか?」

や、

「(数学が)役立つのはわかるが、どう役立つのかがわからない」

などのようなことを聞かれます。 これらの問いを聞かれるとき、私には決まってあるフレーズを思い出します。 それは『数学ガール』のあとがきに書かれた最初の1文です。

“数学への《あこがれ》−−それは、男の子が女の子に対して感じる気持ちと、どこか似ている気がします”

女性の魅力を相手に伝えるのは、非常に難しいことのように思います。 似たような女性を好む人には強く共感でしますが、そうでなければ話が噛み合いません。 先の質問の問いもそのようなものだと、私は考えています。 同じように数学への興味を持つ人には簡単に伝わりますが、 そうでない人へは中々伝わりません。 まさに、好みの女性をカミングアウトするときと同じだとは思いませんか?

冒頭で触れた読書感想文は上記のフレーズで書いたことを覚えています。 一切内容に触れず、あとがきの1文で原稿用紙2枚。 今思い出してみると、よく書いたなぁ、と思います(笑)。

最後になりますが、 『数学ガール/ポアンカレ予想』を楽しみにしています。 そして、いつか P vs NP 問題が『数学ガール』シリーズの中に加わることをお祈りして。

結城から

ご感想ありがとうございます。

『数学ガール』との偶然で素敵な出会いがあったのですね。

内容に触れず、あとがきだけで読書感想文をお書きになったというのには驚きました!(^^) すごいです。

『数学ガール/P vs NP問題』が生まれるかどうかはわかりませんが、 ご意見ありがとうございます!

計算複雑さの理論の研究、がんばってくださいね。

(読者さんからのメールはご本人の許可を得てシェアしています)


2018年4月12日

数ヶ月前まで数学を楽しいと思わなかったけれど(読者さんからのメール)


読者さんから

結城 浩先生

初めまして、こんにちは。

私は数ヶ月前まで数学を楽しいだとか好きだとか思ったことがありませんでした。 中学までは試験で高得点を取れても、高校に入るとついていけなくなり、数学を諦めるようになりました。

そんな私でしたが、2017年秋に、 学校に通っていた頃とはやり方を変えて算数と数学の勉強を始めました。 個人が運営している学習サイトや、志賀浩二先生の 『算数から見えてくる数学』、新井紀子先生の 『数学は言葉』などを使ってきました。

結城先生の本は、 『数学ガールの秘密ノート/ベクトルの真実』『丸い三角関数』を一度読み終えて、今は 『微分を追いかけて』を読んでいます。

数学ガールの秘密ノートの記述はいつも丁寧で、 ベクトルと力のはたらきの関係や、微分と位置、速度、そして加速度の関係など、現実世界での意味を考えさせてくれます。

また、単元の区分や学校で習う順番に固執せず、関連する事柄を広く学べるように構成されているところがとても好きです。

具体的な目標や目的がなく始めた勉強ですが、昔教科書を見ただけではバラバラに見えた科目や単元が実はつながっていることや、 生活のさまざまな事柄に数学が潜んでいることを少しずつ感じてきています。

これからも先生の作品を楽しみにしています。

結城から

ご愛読ありがとうございます。

学校のやり方とは別に、ご自分で本を読み進んでおられるのですね。

これからも、なおいっそう深く学んで、 数学を楽しんでくださいね。

応援しています!

(読者さんからのメールはご本人の許可を得てシェアしています)


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