ぐるぐる考えるかわりに文章を書いてみる

結城浩

2000年1月18日

朝、仕事に関する啓蒙的な本をいろいろ読む。その後、 最近自分の中でぐるぐる考えていることが苦しくてしょうがないので、 まずはディレクトリを作ってファイルを作って、祈ってから、 心に思うまま、何の規制もなく、考えるとおりに書いてみる。 誰に見せるわけでもないから気楽なものだ。 そうすると、膨大な量のテキストが吐き出され、すごくすっきりした。 まさにカタルシス。 また、頭の中で考えているよりもずっと建設的で、 感情の不快な揺れ動きも少なく検討ができる。 しかもテキストという実体が残るから、無為な時間を過ごしたというむなしさもない。 誰に見せるわけでもない、とは言うものの、 文章の内在律(by筒井康隆)によってちゃんと人に見せても恥ずかしくない文章になっているから不思議なものだ。 時間にしたら30分くらいなのだが、とても充実。 とここまで書いてきて、これは「一人ロバ耳」であることに気がついた。