長男にほめられる

結城浩

2004年2月11日

長男がたいくつそうにしていたので、 ノートパソコンにApacheとActivePerlとYukiWikiをインストールして渡す (つまりローカルにひとりWikiをするわけだ)。 少し書き方を教えたところ「なるほど!」と喜んだ。

コメント欄の作り方を教えると、うれしそうに目を輝かせる。 「ねえ、書き込んだものはどうやって削除するの?」と聞くので、 編集メニューを使ってページ全体を編集すればいいと教えてやると、 すごく納得していた。

長男「おとうさん、こんなソフト、なかなかよく作ったもんだね。」

結城「そう?それほど難しくないよ。」

子供にほめられて、ちょっとうれしい私であった。

長男「どんなふうにして作るのかなあ。」

結城「Perlというプログラミング言語で作ったんだよ。」

長男「あ、Perlって知ってる。 Perlクイズって本あったよね。」

結城「そうそう。そのPerlでね、1300行ぐらいかな。」

長男「ええええ! そんなにたくさん書かなくちゃいけないの?」

結城「ん? だって、たとえば10個機能があって、それぞれ100行ずつだとすると、それだけで1000行だよね。」

長男「ふうん。」

長男が眠る前に、家内に話しかける。

長男「ねえ、おかあさん。今日、おとうさんが作ったソフトを使ったんだよ。」

家内「へえ。」

長男「それを使うとね、タグを書かなくてもHTMLが作られるんだよ。」

家内「へえ。すごいねえ…よくわからないけれど。」