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失敗しない情報システム調達 - 顧客の視点で、アジャイルを説明

目次

顧客の視点で、アジャイルを説明

はじめに

この文書は、情報システムを調達するときに、情報システム開発会社(以下、「やつら」と略記)から不当に搾取されないように、気をつけることや、予防策について書いています。

よく読んで、情報システムの調達に失敗しないようにしてください。

この文書が、読まれた方のご参考になれば幸いです。

気をつけろ!

目的を明確にしよう

なぜ、その情報システムを必要としているのか、その目的をはっきりさせましょう。 さもないと、途中で方針がころころ変わってしまうことがあり、システムを稼動させるまでに力尽きてしまい、頓挫しかねません。

途中でやつらがおせっかいにも色々と言ってくるでしょうが、その口車に乗りやすくなってしまいます。

やつらと話をしていると、システムを作るのが目的に思えてくるかもしれません、目的のためにシステムを作るのです。

予算を明確にしよう

その情報システムに、どれだけ予算がかけられるのかをはっきりさせましょう。 情報システムは買うときに費用がかかるだけではなく、その後のメンテナンスや運用にも費用がかかります。全体のコストを考えた上で、予算を明確にしましょう。

システムの初期仕様で契約するのはやめよう

システムを発注する際に、大まかな仕様を決めて、それをもとにやつらが見積もりをしますが、その見積もり金額で契約をするのはやめましょう。

仕様に漏れや不備があった場合に、仕様を追加や修正のたびに、やつらが追加料金を請求してきて、いつのまにが予算を食いつぶすなんてこともあります。そもそも、予定通りに完成しないほうが多いのです。 定期的(2ヶ月程度)に検収できるように、情報システムを段階的に開発させ、開発が出来た分だけ支払うなどの、細かく分けて契約、検収しましょう。 仕様を変えたいときなどは、この契約のタイミングで行えば、無用な追加料金などは発生しないので経済的です。

決定権を持った人を担当にしよう

開発するシステムに対して、やつらから質問があがってくることがあります。このほとんどが仕様に関することだと思います。ぜひとも、仕様に関して決定権を持った人を担当にして、この質問に素早く、的確に回答しましょう。 回答が遅れたり、あいまいだったりすると、やつらは開発中に発生した問題の責任をこちらになすりつけてきます。こちらにも非があることを認めざるを得ませんので、このようなことにならないように担当は決定権を持った人にしましょう。 仕様で決めきれていないことがあっても、質問に答える形で担当がその場で仕様を決めてくれるでしょう。

絶えず監視しよう

システム開発というのは、その開発の進捗が見えにくいものです。また、プログラムを作ったり、ドキュメントを書いているときはパソコンに向かいますが、やつらは実際なにをしているかわかりません。ネットサーフィンをしていたり、ゲームをしているかもしれません。また、考えている振りをして、寝ているかもしれません。 こんな無駄な時間がなければ、システムはもっと早く調達できます。 ぜひ、やつらのそばで監視しましょう。そばにいるだけで、やつらは仕事に集中するようになるでしょう。やつらに会議室をあてがって、そこに閉じ込めて開発させるのがよいでしょう。当然、担当者もその会議室に閉じ込めましょう。会議室がこちらで用意できなければ、やつらに用意させ、こちらの担当が通常業務がおこなえる環境も整えさせ、担当を派遣するのも良いでしょう。

現物で報告させよう

進捗報告は、情報システムそのものの出来で報告させるようにしましょう。ドキュメントの量で進捗を測っても、その中身がどうなっているのか確認するのは面倒くさいものです。やつらにデモをさせれば、どれだけ出来ているか一目瞭然でしょう。 できるだけ開発現場に行って、現地で確認するとなお良しです。

定期的に短期間で報告させよう

進捗報告は、1週間から2週間程度で定期的に行わせましょう。間隔が長いと、やつらはだらけてしまいます。いつも尻に火がついた状態にするためにも、その期間の最初にどれだけ開発する項目を決めさせ、どれだけの項目が終わったかを報告させましょう。当然、現物で報告です。

ふりかえらせよう

定期的にやつらに、やつらのことを考えるようさせましょう。やつらは作ることにしか頭を働かさないのです。目の前に危険が迫っていても、立ち止まらずに突っ走ってしまうのです。強制的に立ち止まらせて、どこが安全かを確認させてみましょう。 時間を作ってやつらといっしょに、ふりかえりをしてみましょう。 やつらのいいところはほめ、悪いところは指摘してみましょう。こちらにもちょっとは非があるところを少し知らせるのがポイントです。そうすれば、やつらは気が楽になって、どんどん自分たちの悪いところをさらけ出してくるのです。そしたら、一緒に解決策を考えてあげましょう。ほんの少しでもスコープを削ってやれば、やつらから崇められること間違いなしです。

早く稼動させよう

段階的にシステムが完成してきたら、なるべく早い段階で稼動させましょう。そして、トラブルが発生したら、やつらに責任を取らせて、すぐに直させましょう。 テストで動かすのと、本番で動かすのは違うのです。使う側も、作る側も本気になるものです。また、稼動させると新しい要求が出てくるものです。

開発技術を身につけよう

担当は開発の技術をちょっとは身につけておきましょう。ちょっと知っているだけで、やつらに馬鹿にされたり、だまされたりしなくなります。 とくに、素早く何度でも検収できるように、受け入れテストの簡単なプログラムを作っておくと、こちらも便利ですし、やつらに力を見せつけることが出来ます。

良い人を演じよう

担当は絶えず良い人を演じ続けるようにしましょう。やつらは、コミュニケーションを苦手としているのが多い。特に担当がこわおもてだったら、なおさらコミュニケーションは取れなくなります。なるべく、笑顔で接するように心がけましょう。 良い人を演じるのが難しい場合でも、適当なタイミングでお菓子を差し入れたりするぐらいはしましょう。人間も所詮動物です。餌をくれる人に、なつくものです。よく手なずけておくと、やつらのほうから良い提案が出てくるようになります。さらに、多少の無理も聞いてくれるようになるでしょう。

信じよう

そうはいっても、やつらもはじめからだますつもりで仕事をしているわけではないのです。信じて、その仕事を見守ることも大事です。敵対しているよりも、よい仕事をしてくれるはずです。

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