【しばらく編集不可モードで運営します】 編集(管理者用) | 差分 | 新規作成 | 一覧 | RSS | FrontPage | 検索 | 更新履歴

HyperCard - AppleComputer により開発された、ハイパーテキストの概念を実現したオーサリングソフト

AppleComputer? により開発された、ハイパーテキストの概念を実現したオーサリングソフト

…ということぐらいは、僕も基礎知識として知っていたのだが、僕はMacOSをあまり利用した経験がなく、HyperCardを利用したこともない。残念。

アスキーデジタル用語辞典における解説
http://yougo.ascii24.com/gh/49/004988.html
Apple ComputerにおけるHyperCardページ
http://www.apple.com/hypercard/

ただ使ったことはないのだが、いろんなところで解説を読むと、ウェブ以前にハイパーテキストの概念を先取りした、しかも直感的に利用可能な、いかにも(古き良き時代の)Appleらしいアプリケーションだったのだろうなあと思う。

このソフトウェアを開発したのはビル・アトキンソンである。初代Macintoshを開発した最重要人物としてジェフ・ラスキンらと並び称される人物であるが、現在はソフトウェア開発の第一線から離れ、写真関係の会社に携わっているようだ。

Bill Atkinson Nature Photography
http://www.billatkinson.com/
ビル・アトキンソン(ちえの和WEBページ)
http://www.chienowa.co.jp/frame1/ijinden2/Bill_Atkinson.html
ビル・アトキンソン アップルと新しい芸術科学について
http://www.apple.co.jp/creative/digitalimaging/atkinson/index.html
MacHack?の「Mac開発黎明期座談会」で語られた,HyperCard秘話
http://www.zdnet.co.jp/macwire/0106/23/n_machackj.html

最後の記事は非常に興味深い。これを読むとアトキンソン氏がテッド・ネルソン直系のハイパーテキストを理解していたこと(当たり前か)、そしてネルソンについて「単に気が狂っていると思った」という極めて常識的な判断をしていたこと、そしてハイパーカードが先進性を持ちながら、あと一歩パラダイムシフトを読めなかったためウェブブラウザまで到達しえなかったというこのアプリケーションの限界まで分かる。

ウェブブラウザとハイパーカードの関係性についてはよく語られるが、ハイパーカードとWikiの関係性となるとどうだろうかと思っていると、ここらへんをはっきり述べた文章がWikiWayにある。

In 1994, he wanted a quick way to collaboratively publish software patterns on the Web. Ideas that had developed from his work with program development and HyperCard stacks went into it, and the first "wiki server" was born.

(yomoyomo訳)1994年、彼(訳注:Ward Cunninghamのこと)はウェブ上でソフトウェアパターンを共同で公開する、手っ取り早い方法を求めていました。プログラム開発に関する彼の仕事から発展したアイデアとHyperCardスタックが組み合わさり、最初の「wikiサーバ」が生まれました。

今年はWikiが日本でブレイクする年になるので、そのときにはMacな人は、「まあ、これだってHyperCardなしには生まれなかったのだけどね」としたり顔で言ってもよいわけだ(笑)。c2.comでは以下のあたりに記述がある。

http://c2.com/cgi/wiki?WikiHistory

http://c2.com/cgi/wiki?WikiWikiHyperCard

http://c2.com/cgi/wiki?HyperCard

最後のページに引用されているWardの"Sure HyperCard is object oriented. You just don't get to pick the objects."という文章を見ると、やはりオブジェクト指向の立場からHyperCardをとらえていたことが分かる。

そうそう、WardCunningham?自身のページにHyperCardを扱ったページがあるのを忘れていた http://c2.com/~ward/HyperCard/

とまあ、先行者として優れていたことは十分に分かった。ただそれだけで終わるとも思えない。例えば現在グループウェア的なWikiクローンを作る場合、意外にHyperCardまで遡る必要があるのではないか…と思うのは、今ごろになって神崎さんによる↓の文章を読んだからだが。この人はすごい人だ。

HyperCardでつくるオフィスシステム
http://www.kanzaki.com/hc/MacUser.html


YomoYomo s_sawadaさんのところのPukiWikiにおける文章も参照(一部、狂犬が吠えていて、お見苦しいところがあります)。

HyperCardとWiki
http://mwave.sppd.ne.jp/wiki/pukiwiki.php?%5B%5BHyperCard%A4%C8Wiki%5D%5D
HyperCardのリアルタイム性
http://mwave.sppd.ne.jp/wiki/pukiwiki.php?%5B%5BHyperCard%A4%CE%A5%EA%A5%A2%A5%EB%A5%BF%A5%A4%A5%E0%C0%AD%5D%5D
WebでHyperCard
http://mwave.sppd.ne.jp/wiki/pukiwiki.php?%5B%5BWeb%A4%C7HyperCard%5D%5D



YomoYomo 何故か2002年8月になって HotWired?HyperCard を扱った記事がいくつか掲載されました。まだその精神は死なずということでしょうか。

根強い人気をもつアップルの『ハイパーカー ド』(上)
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20020823303.html
根強い人気をもつアップルの『ハイパーカー ド』(下)
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20020826307.html
「最初のインターネット・ブラウザー」にもなりえ た? 『ハイパーカード』
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20020823304.html


takafashi はじめまして。HotWired? にてリチャード・ボーラム氏が HyperCard を用いた作品を作っているという記事があったので載せてみます。

旧型マックと『HyperCard』から生まれたモダンアート
http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20050128203.html