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[年間聖句] 愛はいつまでも絶えることがない。 (第一コリント 13:8より)
先日ご案内した「数学ガール英語版コミックス制作にあたってのクラウドファンディング」の続報です。
キャンペーン開催後一週間が経過し、2012年5月18日午前6時10分現在、 目標額の52%、支援者112名に達しました! みなさん、数学ガールコミックス英語版プロジェクトへの支援、ありがとうございます!
Bento Booksからの追加情報があります。 Update #4によれば、
...if the Math GIrls comic Kickstarter campaign is successful, we’ll be using 5% of all net profits from sales of the comic to fund other Kickstarter projects. In the case of the Math Girls comic, we’ll be pledging for projects related to mathematics education.
(...もしも Math Girls コミックのKickstarterキャンペーンが成功したならば、 私たちはこのコミック売上の純利益の5%を、他のKickstarterプロジェクトに投資しようと思います。 このMath Girlsコミックの場合、私たちは数学教育に関するプロジェクトに pledge します)
とのことです。 みなさま、引き続き応援よろしくお願いいたします。
みなさんご自身がこのプロジェクトに投資してくださることは、もちろん大きな「応援」ですが、 みなさまのお友達にこのプロジェクトのことをお伝えくださることも大きな「応援」になりますので、 ぜひ、よろしくお願いいたします。こんな感じ↓で。
『数学ガール』英語版コミックスの翻訳・制作をしている Bento Books がクラウドファンディングを行っています。 出資した人は、出資額に応じた「限定版」などがもらえるとのこと。 詳しくは、 http://www.kickstarter.com/projects/1080482277/math-girls-comic-0 を見てくださいね。
「数学ガール」シリーズ最新作『数学ガール/ガロア理論』は、先日すべての編集作業を終えました。 編集部から印刷所の方へ、そしてさらには印刷所から書店さんへ作業は移っていくことになります。
現在の最新情報によりますと、 『数学ガール/ガロア理論』が書店に並ぶ可能性がある最速の日付は2012年5月29日で、 通常は5月30日以降になるとのことです。
180年前の5月30日に20歳の青年ガロアは決闘を行い、31日に病院で亡くなりました。 奇しくもその日に出版ということになりましたね。
「数学ガール」シリーズをずっと愛読してくださるみなさん、 また本シリーズを最近お知りになったみなさん、 もう少しで発売される『数学ガール/ガロア理論』を、どうぞ応援よろしくお願いいたします。
結城から
数学ガール英語版コミックス制作にあたって、みなさんのご支援のお願いです。
以下は、数学ガール英語版翻訳者のトニーさんからのビデオメッセージならびに紹介の文章です。 お金が絡むことですから、よくお読みのうえ、ご検討いただければ感謝です!
なお、本件に関するお問い合わせは、 Bento Books さんへ直接送ってくださいますようお願いいたします。 (追記: キャンペーンページのsend messageから送ると、トニーさんに直接届きます。 もちろん日本語でも大丈夫です)
また、以下のKickStarterプロジェクトが本家です。 情報の更新がある場合がありますので必ずそちらもご確認ください。
* * *
翻訳者 Tony Gonzalez から
日本の数学ガールファンのみなさん、いつもBento Booksへのご支援をありがとうございます。
私たちはいま、数学ガールのコミックス(Math Girls Comics)の翻訳・制作を進めています。 このコミックスはカラーページもあり、小説のようにオンデマンドでの印刷は困難です。 そのため紙版は通常の印刷となってしまい、制作コストがいささか高額なものになってしまいます。 そこで私たちは、キックスターターというクラウドファンディングを使って資金調達をしようと考えました。 資金調達ができればBento Booksとして非常に助かります。ご支援をよろしくお願いいたします。
キックスターター(Kickstarter)というのは、アメリカ最大のクラウドファンディングサイトです。 2008年に立ち上げられましたが、特に2011年からブームとなり、 幅広いジャンルのプロジェクトの資金調達の道具として有名になりました。
基本的な構造
Math Girls Comicの場合
キャンペーンは2012年6月9日で終了します。目標資金額は$9000です。 2012年6月9日までに$9000の資金を集めることができれば、資金提供者に下記の「見返り」を差し上げます。 集められなければ「流れ」となり、チャージはされませんが「見返り」もありません。
◯$10のプレッジ
完成された漫画をPDFファイルの形で差し上げます。
(注:PDFの発送は、紙版と同じタイミングで送ることになります)
◯$25のプレッジ(日本への郵送の場合$35)
上記のPDFに加えて、紙版の漫画を1冊差し上げます。
(注1:日本への郵送の場合、+$10の送料、合計$35のプレッジになります。アメリカ国内の郵送なら郵送費は含まれています)
(注2:漫画の発送の日にちはまだ未定ですが、8月を想定しています。発送は正式発売日の数週間前になりますので、これによって「一般人」よりは早く本が読めるようになります。)
◯$45のプレッジ(日本への郵送の場合$65)
上記のPDFと紙版の漫画に加えて、「Math Girls」の小説(ハードカバー版)を1冊差し上げます。
(注1:日本への郵送の場合、+$20の送料、合計$65のプレッジになります)
(注2:「Math Girls」の発送は、目標金額に達成してからすぐに送る予定です)
◯$100のプレッジ(日本への郵送の場合$140)
上記のPDFと紙版の漫画と「Math Girls」のハードカバーに加えて、漫画をさらに1冊、小説をさらに1冊のボーナスコピーと、数学ガールのTシャツを差し上げます。
(注1:日本への郵送の場合、+$40の送料、合計$140のプレッジになります)
(注2:Tシャツはまだデザイン中です。完成図を近々Kickstarterページの「Updates」タブに載せますのでお楽しみに。Tシャツは漫画と一緒に送ります。)
◯$250のプレッジ(日本への郵送の場合$290)
このパッケージは$100のパッケージのものに加えて、
漫画版の本の1冊は「数学ガール」の著者結城浩さん及び「数学ガール コミック」の漫画家、日坂水柯さんの サイン入り のものを差し上げます。
また、感謝の印として漫画の中の「プライムサポーター」ページにあなたの名前を載せます。
(注1:日本への郵送の場合、+$40の送料、合計$290のプレッジになります)
(注2:サイン入りの本の郵送はプラス数週間かかります。漫画を1冊すぐに送り、サイン入りのものを別途で郵送します)
◯$500のプレッジ(日本への郵送の場合$540)
このパッケージは$250パッケージのものに加えて、
「数学ガール コミック」の漫画家、日坂水柯さんによるあなただけのための、 オリジナルイラスト を差し上げます。
また、感謝の印として漫画の中の「スーパープライムサポーター」ページにあなたの名前を載せます。
(注1:日本への郵送の場合、+$40の送料、合計$540のプレッジになります)
(注2:日坂先生はたいへんご多忙な方ですので、オリジナルイラストの郵送は数ヶ月かかる場合もあります。ご了承ください。)
以上のようになっております。
現在、ファンディングは進んでおりますが、 日本のみなさんのご協力もいただければたいへん助かります。
(日本への郵送の場合にはプレッジの金額が異なりますので、充分ご注意ください)
よろしくご検討ください。
翻訳者 Tony Gonzalez から(追記:2012年5月13日)
一つ言い忘れたことですが、 資金提供者のクレジットカード情報はAmazon Payments (Amazon.com)が管理します。 Bento Booksが取り扱うことはありません。 言い換えますと、セキュリティの面ではAmazonで本を買うのと同じ程度の安全さといえると思います。
また、 キャンペーンページの上にある「send message」のリンクをクリックしていただくと、直接私(翻訳者トニー)にメールが送れるフォームが現れます。 ここからメッセージをお送りください。日本語でも大丈夫です。
また、同じキャンペーンページの「comments」タブでは公のコメントを書き込むことができます。 これも、私(翻訳者トニー)が答えますので日本語でも大丈夫です。
よろしくお願いいたします。
(付記:このセミナーの一部は、2012年5月15日配送のメルマガ Vol.007 にて配送しました)
* * *
2012年5月9日、北海道 函館にある「公立はこだて未来大学」で「結城浩セミナー」を実施しました。
結城浩セミナー?
結城は、 未来大学複雑系知能学科の高村博之教授からの招聘を受けて、 「『数学ガール』の誕生と展開」 というタイトルの講演とフリーディスカッションを行いました。 その全体が「結城浩セミナー」です。
詳しいプログラムは次のようなもの。
結城浩セミナー@公立はこだて未来大学 日時:平成24年5月9日(水)15:00〜(17:00の予定) 会場:公立はこだて未来大学情報ライブラリー南側フリースペース 講師:結城浩 氏(「数学ガール」シリーズ著者) 参加者:24名 世話人:公立はこだて未来大学・システム情報科学部・複雑系知能学科 高村博之 注意事項:参加者による写真撮影と音声録音は禁止です。 ■プログラム 1. スピーチ「数学物語『数学ガール』の誕生と展開」 (結城氏) 2. 質疑応答とフリーディスカッション (結城氏+公立はこだて未来大学関連有志メンバー) ・「数学ガール」シリーズについて ・数学および数学教育について ・学ぶ、伝える、教える、説明する、理解することについて ・(ネットのように)直接会わずに学びあうことと、 (ゼミのように) 直接会って学びあうことについて ・その他、結城氏の活動について 3. 親睦会 ※結城氏は著書へのサインなどの依頼に応じていただけるそうです。
そもそもの経緯
先日もこの日記でシェアしましたが、 高村先生の研究室の学生さんが、数学ガールのコミック版を題材に卒業論文をお書きになりました。
高村先生が(編集部経由で)結城にその卒業論文を送って下さいました。 高村先生とメールのやりとりの中で、先生から結城に講演の依頼がありました。 結城は現在のところパブリックな場での講演は基本的にお断りしています。 でも『数学ガール/ガロア理論』の出版直前の「農閑期」というタイミングと、 高村先生の熱いお招きにより、 例外的に今回のようなセミナーを実施することとなりました。 ありがとうございます。
公立はこだて未来大学について
恥ずかしながら、高村先生から連絡をいただくまで、結城は「公立はこだて未来大学」のことを知りませんでした(すみません)。 Webで調べて「ずいぶんきれいな大学だなあ…それにしても、未来大学ってすごい名前だなあ」という感想を持ったことを覚えています。
ところが。
未来大に今回お邪魔して、非常に非常に驚きました。
「これは…ほんとうに未来大学だ!」
大きな建物に、ふんだんにガラスを使った高い吹き抜けと、これ以上ないほどオープンな空間が演出されています。 よくSF映画に出てくるような未来感にあふれた建物がリアルに存在していることに驚愕しました。 単にきれいなだけではなく、あちこちに椅子とテーブルが配置され、自由にミニ講座を開いたり、自主ゼミを開いたりできます。 空中に浮かんでいるような「デルタ」スペースがあったり、 広場の中にくぼんだ空間があったり、たいへん想像力を刺激されるアーキテクチャでした。 結城がいったときも、「デルタ」スペースで何グループかがハッカソン的なことをやっていましたね。
もちろん教室、講堂、研究室、図書室、コンピュータ室のような普通の部屋もあるのですが、 側面がガラス張りになっているところがほとんどで、どこにいてもすべてが見通せるような感覚。
そこにあるのは未来の空間でした。
お話によれば、オープンキャンパスで未来大を見学に来て惚れ込む高校生は多いとか。 それはとても頷けます。
建物だけではなく、 先生方や学生さんたちとお話をして、 この大学は「教育」ということにたいへん熱心な大学だという印象を受けました。 大学が教育に熱心なのは当然といえば当然ですけれど、特に「教育」に重きを置いているということです。
知的空間、コラボレーション、発想に興味のある方は必見の場所だと思います。
結城浩セミナー
さて、今回の結城浩セミナーは、
その未来大の図書館(情報ライブラリー)のフリースペースをお借りして実施しました。
図書館の中で議論なんて、まるで双倉図書館のようですね。(^_^)
フリースペースといっても、 豊かに声が反響する吹き抜けの場所で、たいへんオープンな気持ちになれるところです。 これ以上ないオープンな場所でのクローズドなセミナーという不思議な組みあわせとなりました。 そこで、20数名の方々と楽しい対話が繰り広げられたのです。
結城は、プロジェクタを使って「数学ガール」シリーズの流れを追いつつ、 各巻に込められた教育的なメッセージをピックアップして紹介するというスピーチを約1時間行いました。 その後、有志のみなさんとのフリーディスカッションが約1時間半。
先生と学生が半々くらいの構成で、みなさんは、椅子やクッションに座り、 おもいおもいにくつろぐ感じでの参加です。
ディスカッションの内容は、主に数学ガール執筆にまつわる話ですが、 先生方からは、ご自身の教育現場の場面を想像しつつの質問が多かったようです。 数学ガールにおける読者に対する動機付けの方法や、トピックと説明の分量の調整についてなど、 形式的な質問と回答ではなく、かなり突っ込んだ内容のやりとりができたと思います。
結城はクールで落ち着いたセミナーにしようと思ったのですが、 当然そんなことは不可能でして、 「数学ガール」シリーズに込めた思いを熱く熱く語る時間となりました。 結果的に予定した時間を30分以上オーバーしてしまいましたが、 その盛り上がりを関係者の方々がうまく受け止めてくださり、 満足のいくセミナーになったと思います。ありがとうございます。
結城が、セキュリティ上の理由から写真撮影禁止のお願いをしたところ、 高村先生は特別の配慮をしてくださいました。 高村先生ならびに、ご参加くださったみなさん、ご配慮ありがとうございました。
サイン会
セミナーの終わりにプチ・サイン会も開きました。 拙著をお持ちいただいた方に「スレッドお化け坊や」や「恋の冪級数」を書きましたよ。 図書館の瑞谷先生(仮名)は図書館にあった結城の本を抱えてきてくださいました。
「え? これ図書館の本ですよね。サインしちゃっていいんですか?」
「はい、ぜひお願いします」
ということで、 未来大の情報ライブラリーにある(当日貸し出されていなかった)結城の本は、 サイン付きになりました(!)。 へたな文字でごめんなさいごめんなさい。
懇親会
夜は先生方が一席もうけてくださり、 ビールと共に北海道のおいしい海の幸をいただきました。 イカ・根ぼっけ・じゃがバタ・本物カニサラダ… ありがとうございます。
最後に
えっと、このWebページをお読みになった方の中には、
「えー、未来大に結城さん来てたの?! だったら行ったのに!」
という人もいらっしゃるかもしれませんよね。申し訳ありませんでした。
単なる講演会ではなく、互いに顔を見て意味のある議論をしたいという考えが結城にあったため、
広く参加者を募ることはせず、人数を絞ってクローズドなセミナーにさせていただきました。
世話役をしてくださった高村先生に苦情を言わないでくださいね m(_ _)m
繰り返しになりますが、 高村先生ならびに参加者のみなさんに心から感謝します!
なお、本記事の一枚目の写真はWikipediaから、 二枚目の写真は公立はこだて未来大学の美馬のゆり先生からいただいた書籍『「未来の学び」をデザインする』からの引用です。
どれほど未来的かは以下の画像検索でどうぞ。
追記
上の記事で「デルタ」スペースと書いてあるのは「デルタビスタ」と呼ぶそうです。 二枚目の写真の左上にちょっと見えています。 デルタの形をしたビスタポイント(眺めのよい場所)という意味とのこと。
昨日、『数学ガール/ガロア理論』の再校読み合わせが終了しました。 これで本書に関して結城ができることはほぼ終了。 気持ち的には「あとは出版を待つばかり」という状況です。
これまでずっと応援してくださっているみなさんに心から感謝いたします。
ここから先は、出版社さんと印刷所さんの方でがんばってくださるはず。 そして各書店さんに送られ、読者さんへ届けられるということになります。
書店に並ぶ日付はまだ正確にはわかりませんけれど、今月末になるかと思います。 ちなみに、奥付の日付は「5月31日」になっています。 ガロアが亡くなった日(決闘の次の日)ですね。
『数学ガール/ガロア理論』の厚さはおおよそ『数学ガール/乱択アルゴリズム』と同じくらいで、 ちょっぴりページ数は少ないかな?という感じです。
難易度は人によって感じ方が違うのでなんともいえませんが、 いつも同様、易しい部分と難しい部分が両方あります。ですから、 どなたにも楽しんでいただけるのではないかと思っています。 そして、これもまたいつも同様、 くりかえして読むたびに《新しい発見》がある本に仕上がっていますよ。 《再読して楽しめる本》だと思ってください。
中身のことはあまり書かない方がいいと思うので書きませんが、 はっきりいって、超!おもしろいです!
どうぞ、ご期待下さいねっ!
2012年5月末刊行『数学ガール/ガロア理論』の表紙が到着しました。今回の季節は「夏」です。夏といえば「浴衣」ですよね!
この画像は、 本書の告知・宣伝のために自由に使っていただいて構いません。 大きすぎるならサイズ変更もどうぞ。
なお、ブログなどに貼り付ける際には「装丁:米谷テツヤ イラスト:たなか鮎子」と付記してくださるようにお願いいたします。
『数学ガール/ガロア理論』無料プレゼントの当選者にメールを送信しました。
当選した7人の方、おめでとうございます! お送りしたメールに書かれているように、結城あてに送付先をお教えください。
今回は外れてしまった方、ごめんなさい…せっかく無料プレゼントにご応募いただいたのに、
すみませんでした。m(_ _)m
『数学ガール/ガロア理論』は、書店に2012年5月末ごろには並ぶ予定です。よろしければご覧下さい。
ご応募下さったみなさん、今回はご応募ありがとうございました。 たくさんの感想もいただけてうれしかったです!(感想の有無や内容は抽選には無関係です) 今後も結城浩の活動を応援くださいね。
あなたのご意見・感想をお送りください。 あなたの一言が大きなはげみとなりますので、どんなことでもどうぞ。
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