振り駒クイズ

結城浩

長男「ねえお父さん、何か問題出して」
 私「振り駒をするとしよう。歩を5枚振る。出方は何通りある?」
長男「5通り」
 私「本当かな?」
長男「5通り…だよねえ」
 私「じゃあ数えてごらん。数が少ないときは実験で確かめられる」
長男「全部「歩」。一枚「と金」。二枚「と金」。三枚「と金」。四枚「と金」。全部「と金」」
 私「全部で6通りだ」
長男「ほんとだ」
 私「宇宙人がやってきて、100万枚の歩で振り駒をしたとする。出方は何通りある?」
長男「100万1通り?」
 私「その通り。じゃあねえ。エックス枚の歩で振り駒をしたとする。出方は何通りある?」
長男「エックス・プラス1通り?」
 私「その通り。なかなか賢いねえ」
長男「ふふん」
 私「じゃあ、こんどは幽霊がやってきて、0枚の歩で振り駒をしたとする。出方は何通りある?」
長男「1通り?」
 私「正解だ。「歩」が0枚で「と金」が0枚の一通り」
長男「でも、(振り駒って、もともと先手と後手を決めるものだから)そのときは、どっちが先手になるの?」
 私「0は偶数だから、偶数枚の歩で振り駒をしていることになる。両方0で同数だから先手・後手は決められないね」
長男「なるほど」

    * * *

長男「ねえ、さっきの振り駒の話だけど、二分の一枚で振り駒をしたらどうなるの?」
 私「お父さんは「マイナス一枚で振り駒をする」というのを考えていたんだ。え、何?二分の一枚?」
長男「歩を半分にパキッて割るのかな」
 私「うーん。二分の一枚ねえ…。一回振った結果を半分にするのかなあ…うーん」

(2002年10月26日の日記から)

豊かな人生のための四つの法則