回文

結城浩

2001年10月4日

長男「ねえ、お父さん、あそぼ」

結城「じゃあ、『上から読んでも下から読んでも同じ言葉』を作ろう」

次男「しりあるーたべゆー!しりあるーたべゆー!」(次男は「シリアル食べる」と主張している)

長男「『しんぶんし』とか?」

結城「そうそう。『軽いイルカ』とかね」

長男「ポケモンの『キリンリキ』もそうだね」

次男「ぎゅーにゅーいれてー!ぎゅーにゅーいれてー!」

結城「そうだね。あのポケモンは姿も回文だ。こういうのもあるよ。『軽い機敏な子猫、何匹いるか』」

長男「はあ?」

  (…紙を持ってきて書き始める)

長男「か・る・い・き・び・ん・な…。ほんとうだ!」

結城「もっと長いのも作れるね。『軽い機敏なキリンリキ、何匹いるか』」

次男「もっとたべゆー!もっとたべゆー!」

家内「何やっているの?」

長男「これ、反対から読んでも同じなんだよ」

次男「ぎゅーにゅーいれゆ!じぶんから!じぶんから!」

家内「か・る・い・…。ほんとう! あなた、これ、考えたの?」

結城「いや、私が考えたんじゃない。本に載っていたのを暗記してただけ」

家内「何でそんなの暗記しているのよー(爆笑)」

次男「(牛乳入れたシリアルを全部ひっくり返して)ぼとぼとー!ぼとぼとー!」