本の執筆にかかる期間

結城浩

質問: ある本を書くときの期間は出版社から提示されるのですか?

本の企画、執筆期間、お金の話、仕事の進め方などは、 すべて出版社と著者との交渉ごとですから、 ひとくくりに「こうだ」ということはできません。

結城の場合は、基本的に、執筆期間をたっぷりととってもらいます。 その分だけ、編集者はいろいろと大変な目にあっているはずです(ごめんなさい>編集者さま)。 最初に予定していた本とはまったく違う本が急に盛り上がったり、 まあ、いろいろです。

当然ながら出版社(編集者)との信頼関係がしっかりしていると、 交渉ごとはスムーズに進みます。 それから、実績も大事です。 実績があれば、こちらの要求を聞いてもらえる可能性は高くなります。

どんな場合でも、相手とのコミュニケーションが大事です。 自分がどんな本を出したいのか、どういう風に仕事を進めていきたいのか、 そういう内容をきちんと相手に伝えることができなければなりません。 また同時に、相手が何を考えているかを聞き取ることも必要です。

質問: 本を1冊書き上げるのにかかる期間は?

書こう、と考えてから脱稿するまでの期間は数ヶ月でしょうか。 『Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編』は、 昨年の7月から考え始め、今年の2月に脱稿しています(8ヶ月)。 でも9割方はそのうちの2ヶ月くらいで書いています。

以下は、『Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編』の作業ログの一部(レビューアに送付した記録)です。 日付けを見ると、執筆スピードがわかると思います。 今回はバレンタインデーに脱稿しています。

なお、以下は、昨年上梓した『Java言語で学ぶデザインパターン入門』の作業ログです。 こちらも参考にどうぞ。

(2002年5月16日の日記から)

豊かな人生のための四つの法則