生徒の「なるほど」は教師への報酬

結城浩

Perlのメーリングリストperl-lesson MLを運営している。 200人以上いると、誰かが質問を発すると、誰かが答えてくれるようである。 みなさん、説明がとてもうまく、しかも親切なので、管理者としてはとてもありがたい。 でも、実際のところ、初心者の疑問に答えるというのはとても勉強になることだ。 本を読んだだけだと頭に残らないけれど、 誰か他の人にわかるように説明しようとすると、自分の理解はとても深まる。 つまり、教えるという行為は決して一方通行じゃない。 教師が生徒に情報を伝えるだけではないのだ。

「本を書く」というのは「教える」ことだ。 私は本を書くことで読者に何かを教えている。 そしてそのプロセスの中で、私は多くのことを学び、多くのことを理解する。 「なるほど!」と思う。ぽん、とひざを打つ。言葉にならない感動に足を踏み鳴らす。 そして読者にこの感動を少しでも伝えたいと願う。

生徒の「なるほど!」は、教師の最大の報酬である。

(2001年4月18日の日記から)

豊かな人生のための四つの法則