連載記事を書くということ

結城浩

連載記事に関して少し書いてみよう。

連載記事の企画は、編集者から出てくる場合もあるし、自分から出す場合もある。 メールのやりとりや打ち合わせを通して企画を調整する。 題材、内容、タイトル、期間、ページ数、原稿料、〆切なども相談する。

月刊誌の場合、毎月の〆切があるので、遅れないように執筆計画を立てる。 調べたり、自分でプログラムを作ったり、図を描いたり、表を作ったりする。 もちろん解説の文章も書く。 いろんな記事を何年も書いてきているから、 何日・何時間あればどれだけの内容・分量の原稿を書くことができるのかは、 おおよそわかっている。 しかし、ときおり(しばしば)目算を誤って、編集者にご迷惑をかけそうになる。 その際には、できるだけ早めに、編集者へ進捗状況を伝えて、スケジュール調整をする(ように心がけている、つもりである、はず)。 正直な進捗を伝えることはとても大事だ、と思っている。

原稿を送ると、しばらく日数が過ぎてから校正がやってくる。 紙でやってくる場合もあるし、PDFでやってくる場合もある。 技術的な内容をチェックし、表現に不適切なところがなかったかを確認する。 日数が過ぎているから、だいぶ冷静に読むことができる。 編集者が反映しやすいように心がけて、修正箇所と修正内容をメールする。

編集者さんと連載を通じて長い付き合いになってくると、 互いに「相手はどのくらいの品質の仕事をどこまでやってくれるか」という 間合いがわかってくるので、 びっくりするようなトラブルはほとんどなくなる。

(2002年10月16日の日記から)

豊かな人生のための四つの法則