第3回 解答編

文章教室

結城浩

目次

はじめに

こんにちは、結城です。 いつも熱心な投稿をありがとうございます。

みなさんのメールを見ると、 かかっている時間はおおよそ「10数分から数日」のようです。 平均したら約1時間といったところでしょうか。

では、みなさんの文章を読んでいきましょう。

練習

【書いてみましょう】 次の文章を自由に書き換えて、読みやすくしてください。

彼は薬品が使用されていた年代を調査したが、 その病院ではガリファイトを1970年からは利用して居たのだが、 1969年まではその病院でボラブドールを利用していた事が彼には別ったが、 彼は更に詳細な調査を緬密に行って、 何が、2つの薬品が切り替わった年に置きたかを調査をする事に彼はした。

結城浩の解答

彼は、薬品が使われていた年代を調査した。 すると、その病院では、 1969年まではボラブドールを使っていたが、 1970年からはガリファイトを使っていたことが分かった。 2つの薬品が切り替わった年に何が起きたのか、 彼はさらに詳しく調査することにした。

結城のコメント

アンディさんの解答

彼はその病院で、いつ頃その薬品が使われていたのかを調査したところ、 1969年まではボラブドールを、1970年からはガリファイトが使用されていた事が判った。 彼は2つの薬品が切り替わった年に、何が起きたのか詳しく調査をする事にした。

結城のコメント

匿名さんの解答

彼は、どの年代にどのような薬品が使用されていたかを調査した。 調査によって、ある病院では、1969年まではボラブドールを、 翌1970年からはガリファイトを使用していたことがわかった。 2種類の薬品が切り替わった1970年に何が起きたのか。 彼は、さらに詳細な調査を行うことにした。

結城のコメント

まついさんの解答

彼はその病院で使用された薬品が、ある年代から 切り替わっていたことに気づいた。 彼の調査によれば、その病院では、 1969年まではボラブドールを利用していたが、 1970年以降はガリファイトを利用していた。 このことから彼は、2つの薬品が切り替わった年に何が起きたのかを、 更に詳細に、調査することにした。

結城のコメント

後日…まついさんから

添削ありがとうございました。 言われてみればそのとおりだなあと思いました。 「このことから」は中学生の頃の証明問題の影響だと思いますが、自分でも笑ってしまいました。

dufresneさんの解答

彼は、その病院で使用されていた薬品と年代を調査した。 その結果、1969年まではボラブドールを、 1970年からはガリファイトを利用していたことが別った。 そこで彼は、2つの薬品が切り替わった年に何が置きたのか、 更に綿密な調査を行うことにした。

結城のコメント

柴田純一さんの解答

薬品が使用されていた年代を調査していた彼は、あることに気づいた。 その病院では、ガリファイトを1970年から使用していたが、 それ以前にはボラブドールを使用していたのだ。 2つの薬品が切り替わった年に、いったい何があったのか。 彼はさらに調査を進めることにした。

結城のコメント

柴田純一さんから

今回の例文って、何かミステリー小説の一節のようですね。 私もそれを意識しながら仕上げてみました。 文章教室とは関係ありませんが、薬品が気になったので Googleで検索してしまいました。 架空の薬品だったんですね(^^;

参考書をWebページ上に掲載されていますが、私からもオススメを。

・『理科系のための英文作法』杉原厚吉(中公新書)

これは英作文の本ですが、日本語の文章を書くときにも参考になるようなことが多く紹介されています。 接続詞や指示語の使い方、文章の視点移動など。ご参考までに。

結城のコメント

匿名太郎さんの解答

彼は、その病院が薬品を切り替えた時期について調査した。調査した結果、その病院では、1969年までは ボラブドールを利用していたが、1970年からはガリファイトを利用していたことが明らかになった。

結城のコメント

山羊さんの解答

その病院で、薬品が使用されていた年代を調査した結果、 1969年まではボラブドールを使用し、1970年からはガリファイトを使用していたことがわかったので、 二つの薬品が切り替わった年に何が起きたのかを明らかにするために、 彼はさらに詳細な調査を行うことにした。

結城のコメント

きはらさんの解答

彼は薬品が使用された年代を調査した。その結果、その病院では、 1969年まではボラブドールを使用していたこと、そして、1970年からはガリファイトを使用していることが判明した。 この2つの薬品が切り替わった年に何が起きたのか、彼はさらに綿密な調査を行なうことにした。

結城のコメント

きはらさんから

本筋とは関係ない話題になるのですが、「2つ」のような表記を するときには、いつも、軽い迷いを感じています。

一人、二人、三人、四人、五人、、、十人、十一人、十二人、、 九十九人、百人、百一人、百二人、、、九百九十九人、千人、 千一人、千二人、、、一万人、十万人、百万人、一千万人、 一億人、十億人、

一つ、二つ、三つ、四つ、五つ、、、十、十一、十二、、、九十九、 百、百一、百二、、、九百九十九、千、千一、千二、、、

漢数字だけを機械的に使ったのでは、読みにくくなります。 かといって、アラビア数字だけで押し通すのも、無理があり そうです。それに、アラビア数字を使う場合、全角文字にす るか半角文字にするか、という変な悩みもあります。

実際には、その時の気分次第で、書きたいように書いていて、 読んでみて違和感がなければどっちでも良いや、というあたりで 判断を停止しています。

結城さんは、何らかの指針に従って、漢数字とアラビア数字 とを使い分けておられるのですか。

結城のコメント

ちゃいちゃんパパさんの解答

彼は、その病院で薬品が使用されていた年代を調査しました。 すると、ボラブドールは1969年まで利用され、 ガリファイトは1970年から利用されたことが判明しました。 彼は更に、なぜ、2つの薬品が切り替わったかを調査しました。

結城のコメント

yasumiさんの解答

彼は薬品が使用されていた年代を調査した。 その病院では、1969年まではボラブドールを、 1970年からはガリファイトを使用していた。 彼は、薬品が切り替わった年に何が起きたのか、 更に綿密な調査を行なうことにした。

結城のコメント

yasumiさんから

添削ありがとうございます。 2回とも、同じようなところを指摘されました。 今回も同じかも、と思いつつ、また送ります。 欠点は「読み手のことを考えていない」に尽き、 性格がそのまま表れているような、、。 憧れの「スムーズに読めました」コメントが もらえるようになりたいです。

それにしても、みなさんプロのよう(もしくはプロ)では ありませんか。そこに無謀にも手を挙げている、、。 でも、へたな見本もあっていいですよね。 と、自分をなぐさめています。

結城のコメント

COCOONさんの解答

彼は、その病院で薬品が使用されていた年代を調査した。すると、 1969年まではボラブドールを利用していたが、 1970年からはガリファイトを利用していたことが分かった。 彼は更に綿密に調査を行い、 2つの薬品が切り替わった年に何が起きたかを調査をすることにした。

結城のコメント

しんたろうさんの解答

彼は、薬品が使用されていた年代を調査した。 病院では、1969年まではボラブドールを、1970年からはガリファイトを、使用していた。 2つの薬品が切り替わった年に、何が起きたのかを詳しく調査することにした。

結城のコメント

しんたろうさんから

こんな順序で文章を組み立てました

ステップ1 主語と動詞を明確にして文のロジックを組み立てる

病院では、←主語
△△△を、←目的語
使用していた。←動詞

△△△=○○○年までは□□□を、○○○年からは□□□を、


ステップ2 変数を式に代入する??

病院では、
○○○年までは□□□を、○○○年からは□□□を、
使用していた。


ステップ3 変数に値を組み込む

病院では、
1969年まではボラブドールを、1970年からはガリファイトを、
使用していた。

ユリヒコさんの解答

彼は薬品が使用されていた年代を調査した。 その病院では、1969年まではボラブドールを、1970年からはガリファイトを利用していた事がわかった。 彼は、更に、2つの薬品が切り替わった年に何がおきたかを詳細に調査することにした。

結城のコメント

ほんまさんの解答

彼は薬品の使用年代を調査していたが、特に1969-70年に注目することにした。 というのも、 その病院では、1969年までボラブドールを使用していたにも関わらず、 1970年からガリファイトに切り替えており、 原因を調査する必要があると考えたからだ。

結城のコメント

おさむさんの解答

彼はその病院で、薬品が使用されていた年代を調査した。 その病院で1969年までは、ボラブドールを利用していたことがわかった。 そして、1970年からは、ガリファイトを利用していたことがわかった。 更に彼はその病院で、2つの薬品が切り替わった年、何が起きたかを調査をすることにした。

結城のコメント

てんさんの解答

彼はある病院で過去の薬品の使用状況を調査していた。 結果として、1969年まではボラブドールを使用し、 1970年からはガリファイトを使用していたことが判明した。 この結果を踏まえて、彼は薬品が切り替わった 理由について、更に詳細な調査を行うことにした。

結城のコメント

角征典さんの解答

彼は、その病院で薬品が使用されていた年代を調査した。その結果、以下のこと が分かった。1969年までは「ボラブドール」を利用しており、翌1970年からは 「ガリファイト」を利用していたのだ。彼は、2つの薬品が切り替わった年に何 がおきたのかを、詳細かつ緻密に調査し続けることにした。

結城のコメント

自由課題

【書いてみましょう】 2つのものを対比させる文章を書いてください。

アンディさんの文章

「いくら食べても太らないの。」という方がいますが、 食べる量よりも運動で消費する量が多いと痩せます。 また、「水をのんでも太るの。」という方もいますが、 食べる量よりも運動で消費する量が少ないと太ります。

想定した読者=現実を見ないで言い訳ばかりする人(自分)

結城のコメント

匿名さんの文章

ゴミ収集日のお知らせ。

・住民向け
燃えるゴミは、火曜日。燃えないゴミは、木曜日。

・収集作業者向け
火曜日は、燃えるゴミ。木曜日は、燃えないゴミ。

読者の動作の中心となるものを主語とする。
住民は、手にゴミ袋を持っているイメージ。
収集作業者は、出発前にカレンダーを見ているイメージ。

結城のコメント

きはらさんの文章

私は世界貿易センタービルに居なかった。 しかし、誰かがそこに居た。 私は、また、空爆にさらされるアフガニスタンにも居なかった。 しかし、同じように、誰かがそこに居た。

私には罪がなく、誰かには罪があったから、そうなったのか。 そうではない。決してそうではない。そのことを思うと、 私はどうしたら良いのか、途方に暮れてしまうのだ。

私の安穏な生活には正当な理由がない。

結城のコメント

山羊さんの文章

長嶋茂雄と野村克也、あるいは、ひまわりと月見草

野村克也は、長嶋茂雄と自分の関係を、ひまわりと月見草にたとえることがある。

長嶋茂雄は、陽性で、軽率で、感覚的だ。
野村克也は、陰性で、慎重で、計算高い。

光と影、太陽と月、長嶋茂雄と野村克也はそんな関係にある。

野村夫人をめぐるスキャンダルを見ていると、この二人の対照はますますきわだって見える。

長嶋夫人は、美しく、賢くで、夫と家庭を守り、表に出ず、スキャンダルとは無縁である。
野村夫人は、醜く、愚かで、家族を壊し、表に出て、スキャンダルにまみれている。

しかし、よく考えてみると、この二人の関係は、世間のイメージと逆なのかもしれない。

長嶋茂雄は、自分のすべてを野球に打ち込ませてくれる女性を結婚相手に選んでいる。
野村克也は、監督という天職を失う原因を作った女性を結婚相手に選んでしまった。

長嶋茂雄は、天真爛漫と思われているが、実は、思慮深い男かもしれない。
野村克也は、計算高いと思われているが、実は、短慮な男かもしれない。

長嶋茂雄と野村克也は、どこまでも表と裏の関係であり続けている。

<対象とする読者>

自分のウェブ日記の読者です。 もちろん、長嶋茂雄と野村克也について知っている読者の方が楽しめると思いますが、 仮に知らなくても、対句を使って遊んでいることは理解してもらえると考えました。

結城のコメント

COCOONさんの文章

大学のクラブ活動において、 下級生と上級生の頃でどちらが自由で楽しかったかと言われると、ちょっと考えてしまう。 下級生の頃は、言いつけられる仕事は厳しかったが、 クラブ運営のことなど何も考えずに、自由に笑ってすごしていたような気がする。 上級生になったら、会社の中間管理職のようにOBに叱られ、 下級生からは突き上げられていたが、 自分でクラブの方針などを決められるという自由があった。 どちらの自由もそれなりに楽しめるものであったが、 どちらを選ぶかと言われると甲乙つけがたい。

結城のコメント

大学のクラブ活動で、 下級生のころと上級生のころを比べて、 どちらが自由で楽しかっただろう。

下級生のころ、 言いつけられる仕事は厳しかった。 でも、クラブの運営は考えなくていいという 自由があった。

上級生になってから、 OBには叱られ、下級生からは突き上げられるようになった。 まるで会社の中間管理職みたいだ。 でも、自分たちでクラブの方針を考えられるという 自由があった。

下級生のころの気楽な自由も、 上級生になってからの責任ある自由も、 それぞれに楽しめるものであった。 あらためて「どちらが」と問われても、なかなか甲乙つけがたい。

じゅんぽろりんさんの文章

第3回文章教室における練習問題の内容について質問です。 調査をした「彼」は、病院で1970年からガリファイトが使われていたことを、 調査前から知っていたと理解すべきでしょうか、それとも、調査の結果知ったと理解すべきでしょうか。

・想定した読者→結城さん

結城のコメント

kumiさんの文章

プリンとヨーグルト

私はプリンとヨーグルトが好物だ。どちらも3時のおやつにはもってこいである。 ぷるるんとした食感と、手ごろな値段。 いつもどちらを食べようか迷ってしまう。 プリンのあののど越しへの甘ったるい感触。ヨーグルトの口中に広がる甘酸っぱさ。 ああ、どっちを食べよう?

(想定した読者:結城さんやHPを見る人すべて。日記やエッセイの感覚なので 誰にでも読まれることを想定しています。というか、全く想定していないというか。)

結城のコメント

s.sawadaさんの文章

OS標準のスクリプト言語といえば、WindowsではVBA、MacOSで はAppleScriptが思い浮かびます。ただしこの両者には、生い立ちに 大きな違いがあります。VBAはMS-Officeのマクロから派生したのに対し、 AppleScriptはAppleEventという「イベント発生のしくみ」から 誕生したのです。

(想定した読者層:上司命令でVBAと格闘している方)

s.sawadaさんのコメント:
時間が無くて、「チャレンジ」は今回パスさせていただきました。
自由課題の方は、「マクロから発生」とだけ書くことにより、
「VBA以前から存在するVisualBasicという環境」をまるで無視して
いるかのような文章になってしまいました。事の本質はそこじゃない
と思ったからですが、誤解を受けやすい文章ではありますね。
むーん、難しい。

結城のコメント

Windows標準のスクリプト言語はVBAで、 MacOS標準のスクリプト言語はAppleScriptです。

VBAとAppleScriptは、 OS標準のスクリプト言語という点では似ています。 しかし、この両者の生い立ちは大きく異なります。

VBAは、MS-Officeのマクロという「○○○○○」から生まれました。 これに対してAppleScriptは、AppleEventという「イベント発生のしくみ」から生まれたのです。

チャレンジ(最後の文を指定)

【挑戦してみましょう】 「これもまた、私の姿なのだ」という主旨の文で終わる文章を書いてください。

アンディさんのチャレンジ

普段近所では無口な奥さんと言われ、 子どものしつけにもきびしい品行方正な私だが、 ネットの掲示板では長々と書き込み、 あろうことか荒らしや中傷までしてしまう。

これもまた、私の姿なのだ。

結城のコメント

山羊さんのチャレンジ

私は、ふだん淡々としているので、冷静な人だと思われている。 しかし、時として、激情にかられることもある。これもまた、私の姿なのだ。

結城のコメント

山羊さんから

「スムーズに読めました。特に問題はありません。」というコメントでは、 なにかものたりない気もするし、文章教室の題材として面白みがないので、ちょっと工夫してみました。

練習は、あえて一文で続けてみました。 「彼は」の置き所に迷いました。 長い文を書くと、主語と述語が離れすぎてわかりにくくなることがありますね。

自由課題は、対句で遊んでみました。 できれば、対応する言葉は文字数もそろえたかったのですが、完璧にはできなかったです。

チャレンジは、あまり工夫や遊びができず、自然に書いてみました。

夏桐周さんのチャレンジ

アナウンスが流れる。 僕の耳に誰かが小銭を落とした固い金属音が聞こえる。 電車が近づく。 もう一度アナウンスが流れる。 拾おうとする人の姿はまだ見当たらない。 電車がホームに入ってくる。

そのとき、僕の横で壁にもたれかかっていた老人が、倒れこむようにその小さな背を曲げる。 僕ははっと息を飲む。 老人の頭に張りついたわずかな白い髪が電車に吹かれる。 電車が乗客を吐き出す。 人々はしゃがみこむ老人の横をぶつかりながら通り過ぎていく。 彼の煤けた指先が追うのは小銭ではなく、数個のパチンコ玉。 老人はホームに散らばった銀色の小さな玉ををポケットに拾い集める。 電車はそれを窓越しに見つめる僕を乗せ、そして老人をホームに残したまま、また走り出す。 これもまた、都市のひとつの姿なのだ。

結城のコメント

駅のアナウンスが流れる。 と、硬い金属音が聞こえた。 誰かが小銭を落としたらしい。

電車が近づき、もう一度アナウンスが流れる。 けれど、小銭を拾う人の姿はどこにもない。

電車がホームに入ってくる。 そのとき、 壁にもたれていた一人の老人が倒れこむように背を曲げる。 僕は、はっと息を飲む。 老人の頭に張りついたわずかな白い髪が電車に吹かれる。

電車が乗客を吐き出す。 人の波が、かがみこむ老人を押し流さんばかりに過ぎていく。 老人の煤けた指先が追うのは、小銭ではなく、散らばったパチンコ玉だ。 老人は、ホームに散らばった銀色の小さな玉をポケットに拾い集めていく。 電車は、窓越しに老人を見つめる僕を乗せ、パチンコ玉を追う老人をホームに残して、また走り出す。 これもまた、都市の姿なのだ。

Komさんのチャレンジ

私はいま、学校で卒業研究を行っている。 しかし、シミュレーションがうまく行かず、息抜きのため 文章教室の課題に取り組んでいる。 いつも自分は冷静だと思っていたが、 今日はシミュレーションがうまくいかないのでかりかりした。 情けないことにこれもまた、私の姿なのだ。

結城のコメント

kumiさんのチャレンジ

犬の散歩は私の日課である。雨の日も雪の日も、もちろん晴れの日も欠かさず朝晩、一日二回近所を散歩する。犬は二匹いて、彼女らは親子である。彼女らは散歩以外の時間は家の中でごろごろしており、この季節ともなると猫ではないのにコタツで丸くなっている。平日は彼女たちの一日をじっくり観察することができないのだが、もちろん休日には一緒にすごす時間が多くなる。私の父親は、休日に犬たちと過ごしていると、飼い主の私と犬たちが似てきているのが分かるという。例えば、ごろごろと横になっているくせに食べ物があると即座に反応するところとか、メスなのにオス犬が家の前を通ると負けじと吠えまくるとか、両足をおおっぴらに広げて爆睡しているところ、とかである。普段はしっかり者だ、几帳面だとよくいわれる私だが、親から見るとまだまだだらしなく、子供っぽい人間なのだろう。そしてまた、これも私の姿なのだ。

(父親の談話は真実なので、これをネタに文章にしてみるとずいぶん恥ずかしいです。)

結城のコメント

ホームルーム

結城です。おつかれさまです。

投稿数はとても多くなってきました。 せっかく投稿してくださったのに公開できなかった方、 ごめんなさい。 早めの投稿をしていただくと、公開される確率は少し上がります。

第3回目の解答編は、いかがでしたか。 投稿した人も、そうでない人も、 ぜひ、感想を 「文章教室」へのフィードバックからお送りください。

それでは、また。 Enjoy Writing!

放課後 ―― 投稿者とのおしゃべり

解答編のなかで「一生懸命」は「一所懸命」と表記するのが 一般的とありましたが、 初耳だったのでちょっと驚いて調べてみました。 「一所懸命」という表現は、 もともと武士が「自らの領地を命がけで保つこと」「生活のすべてをその所領にかけること」を指していたそうです。 それが転じて現在で使う「命がけで物事をすること、全力をあげて何かをするさま」という意味の「一生懸命」になったそうです。 ということは、後者の意味で使うなら、むしろ「一生懸命」と表記する方が現在では一般的なのではないでしょうか?

結城: ご指摘を受けて、私も辞書を引いてみました。 「一所懸命」が一般的、というのは書きすぎだったかもしれません。

中年を越えた大人になってしまったので、 書いた文章を見てもらえる機会など、まずありません。 だから、参加できることが嬉しくてたまりません。 こういう場所を作ってくださってありがとうございます。

結城: こちらこそ、貴重なお時間を割いてメールしてくださってありがとうございます。

薬の名前を Googleで調べましたが、何もヒットしませんでした。 結城さんが創作された名前なんでしょうか。 本物っぽい名前だったので、すっかりだまされました(笑)。

結城: ふふふ。 偶然なにかの名前に一致したりしないように私も Googleで検索しました。

文章教室に毎回参加していて思うのは、結城さんのコメントが適切で 本当にいい文章を作るヒントになっているということです。 自分の書いた文章がWEB上にのるのは、少し恥ずかしいけれど これからも全ての回に参加できるように努力しようと思っています。

結城: いつもありがとうございます。 私のコメントが(ささやかながら)お役にたっているようで嬉しいです。 心なしか、みなさん文章がうまくなっていて、 なかなか「突っ込み」にくくなっていますけれど…(^_^)

練習はともかく、自由課題は非常に難しかったです。 並列にならないんですよねーー、意味とか考えていると。

結城: 無理に形にあてはめようとすると不自然な文章になることもあります。 でも、書いた文章をいったん思い切って壊して、形にあてはめてみると、 自分の思い込みから逃れられる場合もありますね。

結城さんの本 『C言語プログラミングレッスン』を読みながら 独学でC言語を勉強しました。 いまは研究業務の傍ら、研究支援のアプリケーションを C言語で書いています。 文章をきちんと書くのが苦手です。 こういう素晴らしい機会を与えられたことを感謝し、 精進したいと思います。

結城: 拙著をご愛読してくださり、ありがとうございます。 お時間があったらまた投稿してくださいね。

楽しい企画をありがとうございます。ただ眺めているだけではつまらないと思い投稿してみました。

結城: 投稿ありがとうございます。 ただ読むのと、実際に書くのとではずいぶん違うものですよね。

第2回で「スムーズに読めました」旨の評を頂き、 とても嬉しく思っています。 日頃、メールなどで文章を書くことが多く、スムーズに 読める文面を心掛けているので、喜びもひとしおでした。

結城: それはよかったです。 普段からそのような心がけをなさっているというのは素敵ですね。

HPに載せられてもいいようにかっこいい文章を書きたいとは思うのですが、 なかなか思うようにはいかないものですね。

結城: そうですね。 文章ってまるで生きているみたいで、 自分でコントロールできるところとできないところがありますね。 「かっこいい文章を書こう」として書いた文章は、 どうしても「かっこいい文章を書こうとして書いた文章」になってしまう。 自分が考えたことや感じたことを正直に書いたほうが、うまく人に伝わるようです。

ぜひ、感想をお送りください

あなたのご意見・感想をお送りください。 あなたの一言が大きなはげみとなりますので、どんなことでもどうぞ。

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学年・職業など: 年齢: 男性女性
(上の情報は、いずれも未記入でかまいません)

お手数ですが、以下の問いに答えてから送信してください(迷惑書き込み防止のため)。
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