第4回 解答編

文章教室

結城浩

目次

はじめに

こんにちは、結城です。 いつも、たくさんの解答をありがとうございます。

たくさんの投稿をいただいているので、 投稿者全員の解答を掲載することはできません。 ごめんなさいね。

みなさんからの解答を読んでいると、 私よりもずっと読みやすく分かりやすい文章を書く方もたくさんいて、 恐縮してしまいます。

同じ課題をたくさんの人が書き、 それを並べて読むというのはとても面白いことですね。 今回もユニークな解答が登場しますよ。

では、さっそく読んでいきましょう。

練習

【書いてみましょう】 次の文章を、分かりやすく書き換えてください。

仕事は、314という番号がついた部屋で行いますが、 机と椅子は部屋の中にありますし、 紙とペンと百科事典は、机の上に用意してありますし、 仕事というのは百科事典を書き移す仕事なんですが、 部屋に入る前には入室手続きが必要となりますけど、 最初に、事務所に入って右手にある自動販売機のような機械で入室手続きをしてください。

結城浩の解答

あなたの仕事は、百科事典を書き写すことです。

仕事を行う場所は、 314という番号がついた部屋です。

部屋に入る前には、入室手続きが必要です。 入室手続きは、 事務所に入って右手にある自動販売機のような機械で行ってください。

部屋の中には、机と椅子があります。 机の上に、紙とペンと百科事典が用意してありますので、 それを使ってください。

結城のコメント

匿名さんの解答

お願いするのは、百科事典を書き写す仕事です。 まず、事務所に入って右手にある自動販売機のような機械で入室手続きを行い、 314という番号のついた部屋に入ってください。 部屋には、机と椅子が用意してあります。 机の上にある紙とペンと百科事典を使って、仕事を進めてください。

(5分)

結城のコメント

きはらさんの解答

結城さんには、当社のオフィスで、百科事典を書き写す仕事を していただきます。仕事の道具はすべて当社で用意しますので、 結城さんの方で何かを準備して持ってきていただく必要はありません。

最初に、事務所に入って右手にある自動販売機のような機械で入室手続きをしてください。 結城さんの部屋は 314 番です。 部屋の中に机と椅子があります。 机の上に紙とペンと百科事典を用意しておきますので、よろしくお願いします。

結城のコメント

きはらさんから

第一感は、オフィスに入った後に目にする事物や行動を時間の 流れに沿って記述すれば良いだろう、というものでした。しかし、 そうすると、「仕事の内容は百科事典を書き写すことだ」という 肝腎な情報が文章を最後まで読まなければ判らない、ということに なります。

そこで、時間の順序よりも、概要から詳細へという構造の順序を優先することにして、 仕事の概要を冒頭に持ってきました。 そして、次に、「仕事場には手ぶらで来てよい」という比較的重要な情報を、 元の文章の意を汲んで、明示的に記述しました。

あと、オフィスでの入室手続きなどの詳細は、 最初の方針に従って、時間の流れに沿って記述すればよし、と。

これで完璧、かな?

「よろしくお願いします」という結びは、曖昧さを嫌う人もあると思いますが、 おさまりが良いので、つい、使ってしまいます。

しかし、何か、「人事部人材再訓練センター」みたいな所の仕事ですね、これ。

ナナさんの解答

百科辞典を書き移す仕事に来られたかたへ

事務所に来られましたら、まず最初に入って右手にある機械で 入室手続きをしてください。仕事は314号室でおこないます。 机と椅子はこちらで用意しています。また、紙とペンと百科辞典も 机の上に用意してあります。

結城のコメント

山羊さんの解答

はい、赤毛連盟です。

モーニング・クロニクル紙に掲載された求人の件ですね。

仕事の内容は、百科事典を書き写すことです。

勤務時間は、朝の10時から14時、午後2時までです。 月曜日から土曜日まで週6日の勤務です。

給料は、週給4ポンドです。土曜日に現金で差し上げます。

お名前をお願いします。

ジェイベス・ウィルソンさんですね。

明日から来ていただけますか。

よろしくお願いします。それでは、必要事項を申しますので、メモの準備をお願いします。 よろしいでしょうか。

作業に必要なものはすべて当方でそろえてありますので、 持参していただくものは特にありません。

10時5分前までに、赤毛連盟事務所まで来てください。玄関を入ると、 右手に自動販売機のような機械があります。まず、この機械で入室手続き をお願いします。手続きのやり方は、機械の正面に書いてありますので、 すぐわかると思います。

作業は、三階の314号室でしていただきます。

はい、314号室です。入室手続きをした機械の向かい側にある階段を三階まで上ってください。 階段のすぐ目の前が314号室です。

紙とペンと百科事典は、机の上に用意しておきます。部屋の中の時計が1 0時になりましたら百科事典のAのところから、全文を書き写してくださ い。14時までは、決して部屋から出ないでください。仕事の途中で部屋 から出ると、この仕事をする資格を失いますので、ご注意ください。

何かご質問はありますか。

それでは、明日の朝10時5分前にいらしてください。お待ちしています。

<メモ編>
・仕事:百科事典を書き写す(Aから全文)
・勤務時間:10時から14時
・勤務日:月曜から土曜、週6日
・給料:週給4ポンド(土曜日現金支給)
・持参品:特に必要なし
・出社時間:10時5分前
・入室手続き:事務所脇の自動販売機のような機械で
・作業場所:三階314号室、機械の向かいの階段をのぼり、すぐ目の前
・事務用品など:紙、ペン、百科事典は机の上
・注意事項:14時まで部屋から出ないこと(出たらクビ)

(30分)

結城のコメント

COCOONさんの解答

仕事の内容は、百科事典の書き移しです。314番の部屋で行います。 部屋に入る前に、事務所に入って右手にある自動販売機のような機械で入室手続きをする必要があります。 部屋に入ると、机と椅子があります。紙とペンと百科事典は机の上に用意されています。

結城のコメント

柴田純一さんの解答

今回、依頼する内容は次の通りです。

  (1) 仕事内容:百科事典の書き写し(紙とペンは作業場所にあり)
  (2) 作業場所:314号室
  (3) 注意事項:部屋に入る前に「入室手続き」が必要です。
                最初に、事務所に入って右手にある自動販売機のような機械で
                「入室手続き」を済ませてください。

以上、よろしくお願いいたします。

(10分)

結城のコメント

柴田純一さんから

今回の 練習課題のような文章を見かける機会は多いです。 特に社内で利用しているメールですね。 電話で連絡がつかなくて、とりあえず用件をメールで伝えておこうと走り書きして、 よく読み返すこともせずに送信すると、課題のような文章ができあがるようです。 頭の中に浮かんだことをそのまま書き出した結果だと思います。(反省も込めて)

さて、今回の回答は、受けをねらったものではありません(^_^; 課題のような内容を伝えるには箇条書きがいちばんいいと思いましたので、 あえて大幅に変更して書いてみました。箇条書きにすることで、足りない要素も 見えてくるものです。(この場合は「納期」とか)

yasumiさんの解答

[場所]  314号室   (事務所の機械で入室手続)
[仕事]  百科事典書写 (用具・備品は用意済)

(2時間くらい)

結城のコメント

yasumiさんから

いつもありがとうございます。 前回、「スムーズに読めました」を頂き大満足。 気分がよいままで、止めておこうかなとも思いました。 今回は簡単そうで難しかったです。 結局、問題の主旨と違う解答になってしまいました。 みなさんの解答が楽しみです。

しんたろうさんの解答

百科事典を書き写す仕事をしてください

1.仕事部屋に入室してください
    -仕事部屋に入るには、入室手続きが必要です。
    -入室手続きは、事務所にて行ってください。
    -事務所に入って右手にある自動販売機のような機械で、入室手続きができます。
    -仕事部屋は314号室です。

2.百科事典を書き写す仕事をしてください
    -机と椅子は、部屋の中にあります。
    -百科事典とペンと紙は、机の上にあります。

(30分)

結城のコメント

しんたろうさんから

仕事でだす。メールぽくしてみました。 見出し「百科事典を書き写す仕事をしてください」は、 メールを受けた相手が、何をするのかが分かるようにしました。 こういうのを「アクションコピー」と言うらしいです。

自由課題

【書いてみましょう】 読者を「上から下」の方向へ導いていく文章を書いてください。

結城浩の文章

弊社では、お客様のご要望にあわせて、 以下の3製品をご提供しています。

大容量を必要とするサイトをご計画のお客様には、 344TBの容量を誇る「エクストリーム・サーバ」をおすすめします。

社内業務用にお使いのお客様には、 「マックス・サーバ」をおすすめします。 すでに3000ユニットを越す導入実績を持つ、 安心のソリューションです。

ともかく価格重視というお客様には、 月々わずか2,400円の「ベーシック・サーバ」をご用意しております。

各製品の詳しい仕様と価格は、 別紙の一覧表をご覧ください。

(15分)

結城のコメント

匿名さんの文章

ただ、足元だけを見ていた。
一万段の階段。
逃げるためとはいえ、永遠にも思える。
気配を感じてふと見上げると、十段ほど上に人が座っていた。
赤い髪の男だ。
サングラス越しに、こちらを見ている。
大ぶりの鼻。薄い口。
不自然に膨らんだ、よれよれのジャケット。
――銃か?
胸元に目を凝らした瞬間、ジャケットから白い袋が落ちた。
だらしなく投げ出した足の太腿と膝で弾み、ウィングチップのつま先でジャンプ。
見事な三段跳びだ。
男は立ち上がったが、降りてこようとはしない。
転がってきた袋を拾い、静かに階段を上がる。
袋の中の物体はまだ暖かく、かすかに肉の焼ける匂いがした。
男が差し出した手に、袋を渡す。

「肉まん、落ちましたよ」

(15分くらい)

結城のコメント

山羊さんの文章

<マッサージの手順>

・両手の親指をそろえて、つむじを強めに指圧する。
・十本の指をつかって、頭全体をゆっくりもむ。ツボの位置を確認すること。
・両手の親指を使って、首筋を上から下へ、円を描くようにもむ。首の骨のひとつひとつを確認すること。
・手のひらの横をつかってと肩をたたく。手首の力を抜き、ひじから先を動かす気持ちでたたくこと。
・手のひら使い、二の腕を上から下へさする。
・両手の親指を使い、肩胛骨の下側を、外から内へ強めに指圧する。
・両手の親指を使い、背骨の両脇を軽めに指圧する。背骨のひとつひとつを確認すること。
・手のひらの腹を使い、臀部をゆっくりと力強く押す。
・手のひらの横を使い、太股の裏を上から下へたたく。
・手のひらの腹を使い、ふくらはぎを円を描くようにもむ。
・両手の親指を使い、土踏まずを強めに指圧する。
・親指と人差し指を使い、足の指を挟むようにもむ。小指から親指の順でマッサージすること。
・なお、足は、右足、左足の順でマッサージすること。

(30分)

結城のコメント

COCOONさんの文章

A子は、背が154センチとあまり高くない。 ヘアスタイルはショートボブで、いつも手入れされていて、 つやつやとした天使の輪ができている。 襟元には、オレンジやピンクなど、色とりどりの小さなスカーフがいつも巻かれており、 彼女のファッションのアクセントとなっている。 上着は、サックスブルーや白などのやさしい色の短めのジャケットで、 ボトムスは、スリムの黒いストレッチパンツが定番となっている。 上下のコントラストがはっきりしているので背が低く見えない。 足元はかかとの低い細身のパンプスで女っぽさを出している。 A子が、きれいに見えるのは、全体的なファッションのバランスがすばらしいからだと思う。

結城のコメント

彼女はきれいだ。

ヘアスタイルはショートボブ。 手入れが行き届き、天使の輪ができている。

襟元には、ピンクやオレンジの小さなスカーフがいつも巻かれている。 このスカーフがアクセントだ。

トップスは、サックスブルーや白のジャケット。 ボトムスは、スリムで黒のストレッチパンツ。 彼女の背は154センチだけれど、それほど低く見えない。 きっと、上下のコントラストがはっきりしているからだろう。

足元は、かかとが低い細身のパンプスで、 さりげなく女性らしさを出している。

彼女がきれいなのは、 全体的なファッションのバランスがすばらしいからだと思う。

dufresneさんの文章

(券売機前で)

「あのう」って、だれかが話し掛けてくるよ。 見上げると、のっぽの黒い縮れっ毛。え?日本語わかんないんだ? もこっとしたベージュのジャケットを着て、大きな黒い目で話し掛けてくる。 でっか〜い人だなあ。 私の目の前に片手を差し出して、その手のひらの上には小銭。 黒のコーデュロイのパンツからにゅっと出てるスニーカーまで、でかいや。 「ナンバ、ナンバ」って、ああそうか。難波まで行きたいんだね。 私は、券売機上にある路線図をゆびさして、「難波、ですね?」と聞き返す。 「ナンバ、ナンバ」って、嬉しそうにうなずいてる。 私は「270円ですよ」といいながら、彼の手のひらの小銭を取って、券売機に入れた。 おつりは30円。っておつりの10円玉を落っことしちまった。 ころがる10円玉。あせる私。彼は、さっと足を出してスニーカーで小銭をキャッチ。ほっ。 彼は、切符を受け取ると、うれしそうに去って行ったのでありました。

(1時間弱)

結城のコメント

dufresneさんから:

初めて書いた自由課題です。昨日あった本当の話です。 そのとき、私の視点が「上から下」へ2回移動したので、それをそのまま再現しようという試みです。 独り言風に書いてみましたが、むずかしいです。

アンディさんの文章

先日梅林を観にドライブに行った。 いろいろな種類の梅の木を眺めながら山頂まで歩くと 海を臨める休憩所がありそこですこし休んだ。 緩やかに進む雲間から射す光は 瀬戸内の島々を照らし 穏やかな波のきらめきは春の近さを教えてくれた。

(20分)

結城のコメント

YABUさんの文章

私の右手の下に、涼子がおずおずと手を差し出した。
手のひらに彼女の指先が触れた。
指はかすかに震えていた。
涼子の手の下にもうひとつ手がのびた。
悟の熱い体温が涼子を通して私にまで伝わってきた。
悟の下にさらに珠美のしなやかな手が差し出された。
涼子の手の感触が消えた瞬間、私の手の下には誰もいなくなっていた。
そして珠美の手が私の上に乗っていた。
彼女の手が離れると、私の手の甲には数条の赤い帯状の痕がついていた。
それは細い、美しい指の形をしていた。
はじけるような笑い声が私の耳に遠く聞こえた。

(20分)

結城のコメント

しげさんの文章

駅で不審な男を見かけました。その男は、黒縁の眼鏡をかけ、 右の頬にホクロがありました。服装は、胸に大きく「Japan」と書かれたトレーナーに、 太股と膝の部分が破れたジーンズでした。 靴は、白に黒のラインが入った動きやすそうなスニーカーでした。

(練習、自由課題合わせて1時間半ぐらい)

結城のコメント

たかあきさんの文章

海は、青い世界です。 水深3、4メートルでは、物の色が陸上と同じように見えますが、 10メートルくらいまで潜ると、赤やオレンジの魚は灰色がかって見えます。 20メートルまで行くと、緑の海藻などもくすんで見えるようになります。 30メートルの深さになると、赤もオレンジも緑も消えた、青一色の世界になります。 深く潜るにしたがって、赤、オレンジ、黄、緑というように、虹の七色の順に 色が見えなくなっていくのです。 でも、ひとたびライトをつければ、目の前には色鮮やかな光景が広がります。

結城のコメント

たかあきさんから

実際に書いた時間は20分くらいですが、 案を思い付いてから書きはじめるまでは、何日か、間がありました。

海の深さと色の関係は、太陽の角度や天気、水の透明度などによって変わるので、 実際の海が文章の通りとは限りません。透明度の良い、沖縄の海なんか だったら、この文章と近いかもしれません。

ほうずきさんの文章

飛行機からダイビングする前は、大地が眼下に地図のようにある。

ダイビングして、体が飛行機から離れて、重力の安定を失ったとき 空と大地とでできた球面の真中に自分がいるのを感じる。 パラシュートを開いた後は、空の面と大地の面の間にいるようだ。 だんだん地面に近づいて、ついに着地。

私はもう、いつもの空間にいる。

(1時間くらい)

結城のコメント

スカイダイビングで、私は空間を通過する。

ダイビング直前、 飛行機から見る大地は地図のように広がっている。 私は空中を飛ぶ一点だ。

ジャンプして、身体が飛行機から離れると、 私は空と大地が作る球体の中心となり、弾丸のように落ちていく。

パラシュートを開くと、衝撃と共に球体はつぶれて消える。 私は、空と大地が作る二平面にはさまれて、 流れるように漂っていく。

着地と同時に私は重力に屈し、 大地との接点に戻るのだ。

チャレンジ(Webページの紹介)

【挑戦してみましょう】 あなたの好きなWebページを紹介する文章を書いてください。

ありがちな紹介文ではつまらないので、 読んでいる人に「ちょっとした驚き」を与えること という条件をつけることにします。 どのような種類の「ちょっとした驚き」でもかまいませんが、 条件に惑わされて、不自然な文章にならないように。

山羊さんのチャレンジ

山羊歩棒当録<http://www.lares.dti.ne.jp/~ttakagi/diary/>

せっかくの機会ですから、自分のウェブサイトを宣伝させてもらいます。

山羊歩棒当録は、私「山羊」が日々ぶつかったことを書き留めた雑文集です。 季節の移り変わり、 小説、プロレス、芝居の感想を書いた文章が中心になっています。

5年間続いているので、かなりの文章量になりました。ほとんど文字だけで、 2.6MBほどあります。特に実用性を考えることなく書いてきましたが、 これだけの分量になると、 「量が質に転換」するようになり、思わぬことに役立つことがあります。

日記の中で出てきた本を、索引形式で整理しています。数えてみると、137人、 386冊の本が並んでいます。ちょっとしたブックガイドになってきました。

いま、ソルトレークオリンピックが開催されていますが、4年前の2月の日記を読むと、 長野オリンピックのことが書いてあり、さまざまなことが思い出されます。

今はまだささやかウェブサイトですが、大げさにいえば、歴史の記録を目指して、 10年20年続けて行きたいと思っています。

(1時間)

結城のコメント

山羊さんの感想

<全般>

前の感想で「スムーズに読めました」 ではものたりないと書いたのは、ちょっと傲慢だったかもしれませんね。 しかし、文章は、慣れの問題も大きいので、文章教室をきちんと完走できたら、 誰でも「スムーズに読めました」という文章を書けるようになるよ うに思います。

<練習>

元の文章が、話し言葉のようだったので、 電話で応対する状況を想定してみました。空白行は、相手のせりふが入るところです。

仕事の案内としては、元の文章は必要な情報が不足していたので、勝手に 設定を加えて、補いました。百科事典を書き写すといえば、赤毛連盟ですね。 もちろん、途中退席は禁止ですよね。

敬語のレベルの設定にやや迷いました。ビジネス敬語としては、この程度でしょうか。 これ以上丁寧にすると、慇懃無礼になるかと思いました。 メモは、備忘用という設定です。伝言メモだったらもう少し加筆が必要でしょう。

新入社員のとき、電話の受け方とメモの書き方の研修を受けたことがありますが、 そのためのテキストを書いている気分になりました。

<自由課題>

練習への解答を書きながらテキストを書いているような気分になったので、 今度は マニュアルをイメージしてみました。

今までの文章教室では、箇条書きの解答はなかったように思います。 実用的な文章という意味では、箇条書きも有効な方法なので、挑戦してみました。

<チャレンジ>

せっかくの機会なので、 自分のウェブサイトを宣伝することにしました。

驚かす工夫をあれこれ考えてみたものの、いやらしくなってしまいそうなので、 あっさりと書いてみました。分量を数字で書くことで、 驚きが与えられればよいと思ったのですが、成功したかどうか、ちょっと疑問ですが。

練習と自由課題は、楽しめてすらすらと書けましたが、チャレンジはアイデアが不足していたためか、難渋しました。

ちゃいちゃんパパさんのチャレンジ

ここは、各種プログラミング言語解説本の著者、結城浩のサイトです。 本来、解説本において、企業秘密であるべきの教え方と書き方のノウハウが、惜しげもなく公開されています。 あなたは、この素晴らしいノウハウを手に入れることに対して、神に感謝しなくてはならない...(謎)。

結城のコメント

アンディさんのチャレンジ

私の好きなWebページは『目で見る世界史(Visual History)』です。 これはほとんどリンクだけでできているWebですが、 驚くことに世界の2000の歴史サイトにリンクされているそうです。 歴史といっても古代史から文化史まで幅広く、 まるで図書館のように広大な知識の中に入り込んでしまったように感じます。 ほとんどのリンク先は英語やその他の外国語ですが、 画像を見るだけでも楽しむことができ、イマジネイションを広げてくれるWebです。

(20分)

結城のコメント

ホームルーム

結城です。おつかれさまです。

「読者の視点」についてもう一度考えてみてください。 あなたが書いた文章を、読者は順番に読んでいきます。 あなたの文章によって、読者の心の中にはいろんな映像が浮かびます。 映像に限りません。 音や匂いや形や色、それに登場人物…あなたの文章にともなって、 さまざまなものが読者の心に浮かびます。 文章を読み返すときにはそのことを思い出してください。

そのような観点で、自分の文章を読み返してみてください。 自分の書きたいように、まずはどんどん書きましょう。 そして読者の視点を意識しながら読み返しましょう。

第4回目の解答編は、いかがでしたか。 投稿した人も、そうでない人も、 ぜひ、 「文章教室」へのフィードバックから感想をお送りください。

今回の自由課題「上から下」を考えているとき、 「天には栄光、神にあれ。 地には平和、御心にかなう人々にあれ」 という聖書の言葉を思い出しました。 こういうのも「上」と「下」に読者の視点が動きますね。

それでは、また。 Enjoy Writing!

放課後 ―― 投稿者とのおしゃべり

初めて足を運んだサイトだったのですが、 とても興味を持ちまして、投稿させていただいた次第です。 次回はぜひ自由課題の方にも挑戦したいと思います。 楽しかったです。

結城: いらっしゃいませ。 楽しんでいただけて、私の方もうれしいです。

書いていて、昔、文学史で習った、編年体と紀伝体を思い出しました。 会社で、議事録を書くときにどちらがぴったりくるかを、いつも考えるのですが、 大体が紀伝体形式となってしまいます。 また、人に自分の会社の位置や行き方を説明するようなとき、 『話を聞かない男、地図が読めない女』という本をいつも思い浮かべます。 女性はこのような説明は苦手なのでしょうか?(遺伝子的に?) (34歳 会社員)

結城: 男性と女性で話のスタイルが違う、というのはありそうだと思います (と書くのはポリティカリー・インコレクトなのかな…まあいいや)。 順序をきっちりとしすぎると、 分かりやすいかもしれないけれど事務的で無味乾燥な印象を相手に与えますね。

いつもは「なんとなーく」文章を書くことが多いのですが、 こうやって「○○だからこう書く」というふうに考えながら書くと、 自然と読みやすい文章になるもんですね。 (23歳 SE)

結城: うーん、どうかしら。 何度も読み返して書き直すと「読みやすい文章」になるのは確かです。 でも「○○だからこう書く」というのをやりすぎると、 それはそれで読みにくくなるような気もします。 この「文章教室」では、いちおう毎回ルールっぽいことを書いていますが、 解答を読んでいると、ルールはルールとして一度おぼえてから、 そのルールを「忘れる」のが大事なのではないか、と思えてきます。

第3回の練習では、 コピー&ペーストチェック用単語に見事にひっかかってしまいました、まるで迂闊の手本のように。 子供のようですが、それすらも楽しいのです。 1つ1つ、すべて目を通していらっしゃるのだろうと想うと、 そういう姿を思い浮かべるだけで、心が暖かくなり力づけられます。 文章教室だけでなく、いろいろな意味で。本当にありがとうございます。

結城: こちらこそ、いつも投稿ありがとうございます。 みなさんからの投稿を読むのはとても楽しいですよ。 メールを通してたくさんのプレゼントをいただいているようで。

結城さんは何人いるのでしょうか、と聞いてみたくなるほどの活躍ぶり。尊敬します。 奥様とお子さん達とも充分時間をとってくださいね。

結城: ありがとうございます。 アドバイスにしたがって、家族サービスにはげむことにいたします…ページ更新の合間に… (あ、いま後ろから家内がのぞきこんで「十分時間をとってますよ」と言ってますです)。

結城さん、こんにちは。 キリスト教は、イマイチ馴染めないのですが...、 サイトから醸し出る素晴らしさを実感しています。 結城さんのノウハウを全部頂きます。神へ感謝!感謝! 泥棒と呼んでください。ではまた。

結城: 泥棒さん、こんにちは。というのは冗談として、 おほめの言葉をありがとうございます。 公開しているものはどうぞ持っていってください。

解答編を読むと,文章力のある方,ユニークな表現をされる 方など,自分ひとりで書くだけでは気づかないような視点が得られ有益でした。 (27歳)

結城: そうですね。他の人の文章を読むと新鮮な驚きがありますね。

結城さんに「スラスラ読めました」と言われるように(これが自分の目標です)、 がんばっていきたいと思います。

結城: 少し時間を置いてから読み返してみるといいですよ。 いっしょに勉強していきましょうね。(^_^)

こんにちは。 初めて文章教室に投稿します。 前回までは、解答を出してはいたのですが、 投稿せずにいました。 今回は、修士論文もある程度仕上がり、余裕ができたので、 思いきって投稿してみました。 ちなみに、修士論文を作成するにあたり、 文章教室を参考にさせていただきました。

結城: それはそれは。少しでもお役に立ててうれしいです。 論文お疲れ様です。

結城さん、はじめまして。 最近、Javaを結城さんの本で勉強しています。 よく聞く評判のとおり、すごく分かりやすくて重宝しています。 この文章教室も、1回目が始まった頃から知っていて、 「おもしろそう、やってみたい」と思っていたのですが、 なかなかタイミングがつかめず、今回からの参加となりました。 よろしくおねがいします。

結城: ご愛読ありがとうございます。 また、今回、投稿していただきありがとうございます。 何かコトを始めるにはやっぱりタイミングって必要ですよね。 この文章教室がいろんな人の「文章を書くきっかけ」になればいいなあ、 と願っています。

ぜひ、感想をお送りください

あなたのご意見・感想をお送りください。 あなたの一言が大きなはげみとなりますので、どんなことでもどうぞ。

あなたの名前: メール:
学年・職業など: 年齢: 男性女性
(上の情報は、いずれも未記入でかまいません)

お手数ですが、以下の問いに答えてから送信してください(迷惑書き込み防止のため)。
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