『となりのトトロ』

結城浩

2002年6月10日

昨晩は、レンタルビデオで『天空の城ラピュタ』を観る。 次男が夕方から爆睡モードに入ったので、 私と家内と長男の3人で、のんびり夕食を食べながら見る。 先日『千と千尋…』を観たばかりなので、 「あ、このキャラ『ゆばーば』みたい」とか 「これは『釜じい』まんまだね」などと突っ込みを入れながら観る。 でも最後になると、3人とも物語に引き込まれて堪能。 先日レンタルビデオで『耳をすませば』を観たときも思ったんだけれど、 宮崎駿って『もののけ姫』や『千と千尋…』よりも、シンプルな話のほうがずっといい。 特に『もののけ姫』って子供に見せる映画じゃないよなあ。 キリスト教的にどうこう、という以前に残酷なシーンが多すぎますよね。 『千と千尋…』のほうも、いささか、どうもね。

私がひそかにあこがれているのは、 『となりのトトロ』の「お父さん」みたいなの。 特に、庭に面した書斎で書き物をしている「お父さん」。 頭をかきながら原稿用紙に向かっていると、 メイがお花を摘んできてお父さんの机のところに並べていくシーン、とても好きです。

『となりのトトロ』では、もう1つ、とても好きなシーンがあります。 行方不明になったメイを探してサツキが必死に走るシーン。 背後の夕焼けがおそろしいほどに綺麗なんです。 あのシーンはいまでも心に残っています。