再校読み合わせ

結城浩

2001年5月29日

というわけで、『Java言語で学ぶデザインパターン入門』再校の読み合わせが無事終了。 例によって例のごとく、編集の方と一ページ一ページチェックをする。 地味だけれども大切な仕事。 仕事は地味だけれど、結城はこの「読み合わせ」がとても好き。 自分が書いた文章の間違いを指摘されたり、 「ここはなぜこうなっているのか」 「これをもう少しわかりやすい表現に」 「ここは『の』が多すぎ」 などと細かいチェックが入ったりするのが好きなのである。 編集者と同じところに朱が入っていて、互いに「ニヤリ」としたり、 大きなミスに気づいていなくて互いに驚いたり、 地味な仕事にもドラマがあり、喜びがある。

読み合わせが終わると、担当編集者は厳しいスケジュールのため編集室に戻り、 結城は編集長と打ち合わせ+食事へ出かける。 本に関して、執筆に関して、編集に関して、文章に関して、 互いに意見を交換し、親交を深める。 デザインパターン・メーリングリストの話をしたり、 インターネットにおけるコミュニケーションの話をしたり。

つくづく「本を書く」というのは底抜けに面白い仕事だと思う。 感謝、感謝である。

デザインパターン・メーリングリストの参加者は23:30の時点で250人になりました。 みなさん、ありがとうございます。