自分の落ち度のために別れた彼と再会したいという方のために

結城浩

お返事

人間関係は本当に微妙なものです。 ほんのちょっとしたことで、 自分の意図とは違う方向に進んでしまうこともよくあります。 昔のことを思い出して「自分があんなことをしなければよかったのに」と思うときなどは、 本当につらいものです。お察しいたします。

後悔は避け難いものですが、 必要以上の後悔は心に負担を強いてしまう場合もあります。 私たちは誰しも、本来的には愛のない存在なのです (キリスト教ではそのことを「原罪」と呼びますが)。 なぜかは知らず、人を傷付けたり、 こうした方がいいのに…と思いつつも逆のことをしてみたりしてしまうものです。 それは、愛の源である聖書の神さまから私たちが離れてしまったからです。

後悔や「ああ、悪かった」という思いは、 まず神さまに告白してゆるしていただきましょう。 もちろん、もし彼に会えたならば、 彼に対して「ごめんなさい」 とあなたのお気持ちを伝えることは必要なのでしょう。 そのためにも、まず神さまの御前に出て、 はっきりと告白し、ゆるし、神さまにきよめていただきましょう。 神さまは真実な方ですから、告白された罪をゆるしてくださいます。

そして神さまに彼との出会いをお願いし、 今度彼と出会えたときに彼にあなたの愛を示すことができるように、 神さまからの愛をたっぷりといただきましょう。

神さまはあなたを愛しておられ、 必ずあなたに最善をなしてくださる方です。 ですから、あなたの願いを神さまにそのまま伝えましょう。

過去に起きたことの「事実」は神さまにも変えることはできません。 しかし過去に起きたことの「本当の意味」は私たちにはわからないものです。 神さまは、私たちの思いを越えたご計画をお持ちです。 後悔に沈むのではなく、 神さまからの愛を受けて歩む、前向きの人生に進んでいきましょう。

それでは、お祈りをいたします。

お祈り

愛深く、恵み深い、天の父なる神さま。
あなたのお名前を賛美します。

神さま。○○さんからお手紙をいただきました。
○○さんは、彼と知り合いましたが、
○○さん自身のある事情のために、別れてしまいました。
○○さんはそのことを深く悔い、心から再会を願っています。

神さま。あなたは私たちの弱さをご存知です。私たちの罪をご存知です。
○○さんは自分の過ちを反省し、悔い改めています。
今度出会えたならばたっぷり愛を注ぎたいと願っています。
神さま。どうかいま、○○さんが告白する罪の悔い改めに耳を傾け、
イエスさまの十字架のゆえにゆるしを与えてください。

神さま。○○さんはもう一度彼と出会うことを望んでいます。
必要な助け手、必要な出会いの機会を○○さんにお与え下さい。
主よ、あなたが愛してやまない娘がここにおり、願っています。
どうぞあわれんでくださって、あなたからの愛をお与え下さい。
あなたの御心にかなうなら、どうぞ最高の出会いを与えてください。

主よ。あなたに信頼いたします。
あなたが神の時に最善のことを○○さんになしてくださいますように。
そしていつも○○さんを整え、愛を注ぎ、恵みを与えてください。
後悔や、悲しみの人生ではなく、喜びと愛に満ちた人生を歩ませてください。

あなたに信頼し、○○さんの願いにあわせ、イエスさまのお名前でお祈りします。

アーメン。

(2006年6月25日)

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